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スーパーロボットマッハバロンの編集履歴

2015-10-21 03:17:24 バージョン

スーパーロボットマッハバロン

すーぱーろぼっとまっはばろん

スーパーロボットマッハバロンとは、日本現代企画制作の特撮番組である。

概要

前作のスーパーロボットレッドバロンが、好評のままスポンサー倒産の憂き目にあい打ち切りになったため、改めて特撮ロボット番組として新たに企画されたのが本作である。


レッドバロンとのストーリー上のつながりはないが、「特撮ロボット戦記バロンシリーズ」と銘打って制作された。


視聴率は多少は下回ったものの安定した人気を誇り、商業的には成功した。

だが、放送局である日本テレビの番組編成の都合で一転して冷遇され、全40話の予定が26話でまたしても打ち切りに。物語が完結していないまま終了してしまった。


余談だが、ブラジルではマジンガーZというタイトルで放送されていた。

ストーリー

ドイツの科学者ゲオルク・ララーシュタイン教授のもとでロボット工学を勉強していた嵐田陽一郎博士は、ララーシュタインが世界征服を企んでいると知り、設計していた完成直前の巨大ロボマッハバロンを侵略の道具にされないように爆破。設計図を持って妻子と共に日本に亡命する。

しかし、ララーシュタインのロボット・ハイルV1が博士の乗っていた船を襲撃。嵐田夫妻は息子の陽に設計図を託し、命を落とした。


陽は大企業の経営者である祖父の竜之介に引き取られた。竜之介はララーシュタインの侵略に対抗するため設計図を基にしてマッハバロンの2号機を建造。私財をなげうって対ロボット帝国組織国際救助隊KSSを設立。成長した陽にパイロットとしての教育を施した。


しかしそのことを知っていたララーシュタインは、日本にロボットを進行させるのだった。

登場人物

KSS

嵐田陽(演:下塚誠)


 本編の主人公

 マッハバロンの開発者である嵐田陽一郎博士の一人息子。陽一郎博士がララーシュタインの襲撃により死去したため、祖父である嵐田竜之助により養育される。

 マッハバロンのパイロットとなるべく祖父から特訓の毎日を送るが、父母を殺したロボット帝国への復讐心に苛まれており、それと同時にマッハバロンのパイロットである事への歪んだ優越感を持った屈折した性格を持っている。世間知らずで未熟な面が目立ち、当初は他のキスメンバーの足を引っ張りまくる。だが戦いを通じて、少しづつ成長して行くこととなる。

 小杉愛とは微妙な関係。


小杉愛(演:木下ユリ)


 KSSの紅一点、キスバードのパイロットを務める他、キス本部の通信手や村野博士の助手も務めるなど、意外と多芸。小杉健一は弟。

 男尊女卑な感覚を持つ陽とは喧嘩が多いが、デートなどもする事もあり、微妙な関係。

 かつて水難事故で溺れた友人を見殺しにしてしまった過去があり、人命救助に対して強迫観念めいた使命感に苛まれている。それが故に、自己中な面が目だつ嵐田陽を認めることができないでいる。

 ちなみに巨乳。

 最終回近くにおいて、悲劇的な結末を迎える。


岩井明(演:力石孝)

 

 通称ガンさん

 キスバードパイロットチームのリーダーで、KSSメンバーのまとめ役。

 自己中で世間知らずな陽に対して否定的な者が多いKSSの中で、数少ない理解者の一人。陽のマッハバロンパイロットとしての役割の重要性を理解しているのと同時に、陽の未熟さもわかっており、陽を導く兄貴分のような存在。

 普段はサングラスをしているが戦闘時は外している。大柄な体格であり、メンバーの中ではよく目立つ。


白坂譲司(演:加藤寿)


 通称ジョージ

 キスバードパイロットチームのメンバー

 陽に対してはライバル的な立ち位置にあり、自己中で未熟な面が目立つ陽に対して最も批判的。

 しかし、マッハバロンパイロットとしての技量は認めており、作戦行動中の連携行動はしっかりしている。

 初期話において、愛とデートしているシーンが有る。


小杉健一(演:内海敏彦)


 小杉愛の弟で小学生。KSSの部外者だが、愛との関連から特別にKSS本部への出入りが認められている。しかし、ロボット帝国にその事を逆手に取って拉致られたこともある。

 

村野博士(演:団次郎)


 KSSの実質的な指導者。KSSの設立者でありオーナーである嵐田竜之助が死去しているため、KSSを総括する立場にある。

 陽の父である嵐田陽一郎博士の親友であり、マッハバロンの構成素材であるバロニウム合金を唯一生成加工できる人物である。

 常にスーツ姿のダンディーな学者肌の人物だが、組織運営にも長けており、若いキスメンバーを強く指導していくこととなる。

 未熟な陽を強く叱責することが多々あるが、それは父母を失い祖父まで失った陽に対して、肉親的な感覚があるため。陽も村野博士を父親のように思っているフシがある。

 愛煙家でマルボロを愛飲している。


花倉刑事(演:深江章喜)


 KSSに常駐する警視庁の刑事。所属部署は不明。正直、警察職員としての技量は微妙。

 別名・発明刑事と呼ばれており本職そっちのけで発明に勤しんでいるフシがある。彼の発明品はたいていは役に立たないが、まれに役に立ちピンチを打開する切り札になることがある。

 自作の発明品が満載された専用の原付バイクで常に移動している。

 KSSは公的機関ではなく、嵐田竜之助による私設機関であり、そこに警視庁職員がなぜ常駐してるのかは謎。

 

嵐田陽一郎博士


 マッハバロンの開発者にして、嵐田陽の父親。

 かつてララーシュタインと共同で、マッハバロンの開発を行っていたが、ララーシュタインの世界制覇への野望を察知し、その危険性を感じて、共同開発中のマッハバロン1号機を爆破し、ララーシュタインの元を去る。

 その後、日本への帰国途中、太平洋上にてロボット帝国の侵略ロボットに補足され、乗っていた旅客船もろとも破壊され抹殺される。嵐田陽はその際の唯一の生存者である。


嵐田竜之助


 嵐田陽の祖父。大企業のオーナーであり大富豪。両親を亡くした陽を養育した。

 その一方で、陽をマッハバロンのパイロットとするべくスパルタ教育を施しており、そのため陽との関係はこじれかかっていた。

 マッハバロン2号機の存在を察知したロボット帝国に襲撃され、その秘密を守ろうとして殺害される。

 その一方で国際救助隊KSSを私費で設立、運用にあたっていた。


ロボット帝国


 ゲオルグ・ララーシュタインに率いられたロボット・アンドロイド集団。

 (作中ではサイボーグと表記されているが、描写はどう見てもアンドロイドである)

 太平洋上の何処かに本部を持ち、侵略の尖兵として、巨大な侵略ロボットを多数保有している。

 構成員である戦闘兵はなぜかアメフト風のコスチュームをしている。


ゲオルク・ララーシュタイン(演:伊海田弘)


 ロボット帝国の総統で、優秀なロボット工学科学者。

 過去の研究活動中の放射線事故で爆発したような特異な髪型になっている。

 猜疑心が大変強く、たとえ身内であっても信用しない。その事が理由で勝機を逸した事もある。

 世界征服の野望を持っており、日本をその足がかりとして征服しようとしている。


タンツ陸軍参謀(演:麿のぼる)


 ララーシュタインの息子の一人で陸軍参謀。大柄な肥満体。

 力で押しまくる作戦を好み、当然、使用する侵略ロボットはパワー重視の物が多い。

 作戦が荒いため、今一歩のところまで行くが、KSSのチームワークと才知に巻き返されることが多い。

 ちなみに陽の両親を殺害したのは、彼が指揮する陸軍所属のハイルV1号である。


スーカン海軍参謀(演:所雅樹)


 ララーシュタインの息子の一人で海軍参謀。長身でそこそこイケメン

 優秀な頭脳派であり作戦も緻密で抜け目がない。マッハバロンやKSSを度々ピンチに陥れている。

 しかし、弟のゲラーに常に妬まれており、身内の妨害で失敗することが多いかわいそうな人。

 最後の作戦では物質を通過する中性子人間に自分自身を改造して、KSS本部を内部から破壊することを試みるが失敗、自滅してしまう。


ゲラー空軍参謀(演:桜木栄一 木村章平(9話から))


 ララーシュタインの息子の一人で空軍参謀。チビでブサイク。

 コンプレックスの塊で性格も最悪。手柄を立ててララーシュタインに認めてもらうことが最大の目的であり、そのためなら身内を傷つけることすらなんとも思わない。それでいて作戦立案能力は無く無能。

 こいつが居なければロボット帝国が勝っていた状況は何度もあった。

 

マッハバロン

  • 身長:50.0m
  • 体重:300.0t
  • 飛行速度:マッハ15
  • 出力:200万馬力

ララーシュタイン率いるロボット帝国と戦うスーパーロボット

嵐田教授が残した設計図を基に、嵐田竜之介が村野博士に依頼して制作したもので、1号機と違い超合金バロニウムが使われている。なお、1号機は嵐田陽一郎博士がララーシュタインの元で共同開発した物で、陽一郎博士の手で爆破・破壊されている。

パイロットは嵐田陽で、陽以外は操縦することはできないが変更は簡単にできるという(反抗的な陽を諌めるために村野博士が脅しで口にした嘘の可能性もある)

動力源は小型中性子原子炉「パイルX」で、これはマッハバロンの動力源にしてKSSの自家発電装置の中枢でもある。そのためマッハバロンが倒されることはKSSの壊滅を意味する。


陽が操縦する自動車マッハトリガーが脚部に格納された後、額にあるコックピットに移動する。

操縦席に移動後、マスタースイッチをオンにしたのち、10近くある各種スイッチをオンにすることで起動する。

レッドバロン同様起動時に「ファイトレバー・オン!」と掛け声をあげる時もある。


発信基地は海底下にあり、発進時には専用の注水チェンバーに入り、注水されて水没した状態で発信する。発進時の掛け声は「マッハ・キャリーゴー」


また首に武装の切り替え装置があり、主要武装の選択切替時には首が高速回転する。

これに対しては陽には高速回転に耐えるための訓練が施されている。

(高速回転せずに武装切り替えできるようにしようとは、発想しないらしい)


マッハトリガー


 マッハバロンに乗り込むために用いられる特殊車両。ベースとなっているのは初期型のフェアレディZ。2連装の機関砲を装備している他、飛行機能があり、キャビンの屋根部分から翼を広げて飛行する。


必殺技

  • マッハコレダー

 マッハバロンの必殺武器。1兆ボルトの超高圧電流と中性子線をミックスして目標物に照射、敵を内部から爆砕する光線兵器


  • フライングナックル

 

 両拳を手首部から切り離し飛翔させる物理攻撃兵器。誘導機能があり、攻撃後は自動帰還する。


  • アトミックファイヤー

 頭部の口の部分から出現する火炎放射装置。


  • カノンショッター

 頭部の口の部分から出現する3連ミサイル。威力が低いが速射性があるため、牽制に使われる。


  • アイアンタイフーン

 頭部の口の部分から出現する装備で、バロニウム合金の小型の針を9本同時発射する。

 バロニウム合金の物理的な針なので爆発効果は無いはずだが、敵に刺さると爆発する描写がある。


  • バロンスマッシュ

 胸部に2門装備される大型ミサイル。敵武装の破壊やダメージを与えるために使われる。


  • メリコンパンチ

 両拳の甲の部分から出現するバロニウム合金製の特殊カッター。

 メリコンカッターと呼称しているシーンも有る。


  • ベルヘンロケッター

 バックルを含むベルト部分の前半分が切り離され飛翔する救助装置。敵にぶち当てて物理攻撃に用いることもある。


  • ドルフィンビーム

 

 両拳の甲の部分に備わるビーム兵器。敵の武装をピンポイントで破壊するために用いられることが多い。


  • フライングキック

 両脚底部のロケット噴射装置で飛翔し宙返りしてドロップキックをかます。


  • ウォールビーム

 胸部やや下部から放たれる防御用バリヤー


  • ピッカーワン

 両脚底部に片足に2門、両足で計4門備えられた自立誘導魚雷。

 マッハバロンの武装の中では最も使用頻度が低い。


  • β光線カウンターアタック

 ゲラー空軍参謀の最終作戦で登場したαキル光線に対向するために、急遽開発された光線兵器。

 悪漢ゲラーにとどめを刺した。


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スーパーロボットレッドバロン 小さなスーパーマンガンバロン 巨大ヒーロー

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