CV:鈴村健一
概要
警視庁機動隊・超人対策班に只一人所属する刑事。
性格は真面目で正義感の強い反面、融通の利かない頑固な一面を持つ。
超人課とは上部組織が異なるが超人たちを相手にする実働組織である点は同じであるため、しばしば爾郎たちとは同じ事件を追いかけたり時には敵対することもある。
実はサイボーグであり、本編の数年前、悪の組織に拉致・殺害され、某・天才科学者の戯れにより彼の記憶と人格を人間サイズのロボットの人工電子頭脳に移植、「サイボーグ」として蘇ったが、本人は未だ人で無くなった事実を受け入れられず自身を人間だと主張して止まず、その為、超人を敵視するようになった過去を持つ。
サイボーグ化した事は庁内の人間でも殆ど知らない極秘扱いで、人間として捜査活動を行っている。
また、超人課の面々は相対した過程で正体を知っており、秋田課長は彼をしばしば超人として課に向かえようとしたが頑として応じなかった。
人間の姿のままでも怪力を発揮できるほか、指先のマシンガン、肘の小型ミサイルなど全身の各部位に様々な兵器を内蔵しており、エクウスと互角以上戦える程、高い戦闘能力を持つ。
たまには仕事がない時は電力を供給する事もある。
一人静かに歌を口ずさむ事があるが、それは電子頭脳の加熱を抑えるため定期的に熱を音波に変換する行為。
神化41年
神化42年2月に起きた連続爆破事件を捜査する途中に出会った少女・美枝子が事件のカギを握る人造人間「人造人間・乙號」と知り、彼女を追う超人課メンバー達と争奪戦を展開、最後は自爆して、連続爆破事件を引いたかに見えた・・・・・。
美枝子に対しては危険な超人である事を知っているも、何処か彼女を気遣うような面を持ち、彼女に「僕なら爆弾にはならない」と言う等、何処か純情な面を持っており、彼女が自爆した際は悲しげに見つめていた。
その後、巨大怪獣の大量出現の裏には怪獣中継専門の深夜ラジオ放送局「日本怪獣電波社」が怪獣を犯罪組織に売り付ける事を突き止めていた。
神化46年
この時代の彼は意外な姿に変貌していた・・・・・・。
ネタバレ(観覧注意)
何らかの事で警視庁を出奔、人間形態のパーツを換装、白服に金髪になるなど外国人風の外観になり、表向きは探偵「ライト」と名乗っているが、指名手配犯でもあり各地を飛び回っている。
単に逃亡している訳ではなく、腐ってしまった母国を目覚めさせるための本人の信じる「正義」活動の一環で、人造人間乙號と丁號を爆弾として利用するなど、自身の目的の為なら手段を選ばない非情な性格になっていた。
人間態の状態でも高速で動き、目に留まらぬ連撃を加えるほどの高い戦闘能力を持ち、さらに本来の姿であるロボット形態「鋼鉄探偵ライト」となる事で本来の身体機能をフルパワーで発揮、超高速移動が可能で敵を翻弄する。
歪んだ正義感の為に超人課から逃走中である人吉爾朗と交戦する事はあるが、なぜ彼がこのように変貌してしまったのかは謎である。