概要
職業:守護戦士/サブ職業:狂戦士/種族:ヒューマン/ビルド:スカーレットナイト
アキバ五大戦闘系ギルドの中でも最高峰の戦績を誇る〈D.D.D〉の「ミ・ロード(総統)」(ギルドマスター)。
リーダー的素養に恵まれ、通常の大規模戦闘(レイド)だけでなく、日本では20人程度しかいない世界共通レギオンレイド(96人パーティによる大規模戦闘)の指揮経験者の一人でもあり、常に最前線で戦い続けてきたトッププレイヤーの一人である。
現実世界でも大抵のことは並み以上にこなしていた天才タイプだったらしく、〈大災害〉直後でも特に戸惑うこと無く真っ先に適応していた。
見た目は長身で体格が良く、眼鏡を掛けた知的で穏やかな風貌の美丈夫だが、戦闘の際は前衛盾職の〈守護戦士〉でありながら防御のための盾を捨てて両手斧を振るう果敢なスタイルをとっている。凄惨な笑みを浮かべ、返り血に塗れながら楽しげに敵を斬り倒していくその姿から、サブ職業そのままの「狂戦士」の二つ名を持つ。
武器の両手斧は、現在確認されている装備群の中でも最大級の威力とHP吸収能力を備える〈幻想級〉武器であり、その高い物理攻撃性能を利用したHP吸収攻撃で防御力不足を補う〈スカーレットナイト〉と呼ばれるビルドを組んでいる。
普段の表情や態度は常に冷静で、〈大地人〉の貴族達との会合の場でも物怖じすること無く洗練された物腰で対応するなど底の知れない一面を持つ人物であり、特にレイネシアからは自分の本性をあっさり見抜いたことから「妖怪」呼ばわりし恐れられている。しかし高山三佐を含む古参ギルドメンバーの数人は彼の本性が悪戯好きで飽きっぽいことを承知している。
「D.D.D」も彼のとある興味から立ち上げられたギルドで、彼の興味が満たせるのならばギルドという形態でなくても良かったらしい。
一方でその精神的に不感症気味であることについては彼をよく知る人々の一部から心配されており、アイザックやレイネシアから自分の身に頓着しなさ過ぎる戦い方を危ぶまれている。
〈円卓会議〉成立後は議長となったため、シロエ、ミチタカと共に代表役として担ぎ出されることが多いが、6巻以降は「七つ滝平定作戦」の総司令官として出征中。
だが〈D.D.D〉が「ギルマス抜きでも活動できるギルド」であるため、総司令官の出番はほぼなく、退屈で暇を持て余し気味であった。
課金制ゲーム『ログ・ホライズン新たなる冒険の大地』では上述の理由に〈城塞都市モガミ〉へと足を運び、主人公やミチタカらとレイドボス〈収奪の巨人〉鬼王討伐に参加し、出戻りしている(6/30のアップデートで初のLRキャラとして参戦。第四回イベント『イースタル交易路』でも討伐隊の中心となる)。イベント『マイハマ大花火大会』では浴衣姿を披露するが、武器が団扇だったりする。
ところが、高山三佐が持っていた大鎌『災厄』が突如異常行動を起こし、彼女を庇い何処へかと転送され消息を絶つ。
その後、シロエらが〈シブヤ〉での〈呼び声の砦〉攻略戦後カナミとの交信により中国サーバーへと転移し彼女ら一行と一路〈ヤマト〉へ同行している事が判明したが、彼の肉体はランク180の特殊なバッドステータスによりHPが既存の魔法などでは回復せず、記憶の一部欠如など様々な制約に見回れている。
シロエが腹ぐろ眼鏡なら、彼は鬼畜眼鏡。(決して某ホモ作品ではない)
装備
- 〈鮮血の魔人斧(デモンアックス)〉
現在確認されている装備のなかでも最大級のダメージを誇る〈幻想級〉両手斧。ヘイト上昇値に補正効果がある。多くの〈冒険者〉にとって憧れのアイテム。
- 〈死せる戦士の鎧《エインヘリアルのよろい》〉
戦乙女に導かれ〈神々の黄昏〉に向かう勇敢な戦士だけが纏うことを許されるという黒檀鋼の〈幻想級〉全身鎧。装備者の筋力と耐久力を大幅に上昇させる他、巨人族やアンデッドからの属性攻撃を軽減する効果を持つ。
- 〈再度の業怒《レイジ・アゲイン》〉
サブ職業〈狂戦士〉特技のリキャストタイムをキャンセルして再使用を可能とする石細工の腕輪。死亡時に十数秒間、狂乱状態で延命を図るパッシブ効果も備える。通称「レイゲン」。