CV:小宮山清(第1作)、塩屋翼(第3作)
概要
原作『大海獣』に初登場。
若くして生物学を専攻とする天才科学者であるが、性格は極めて自己中心的かつ身勝手であり、自分が名声を得る為に手段を選ばない野心家かつ卑劣漢でもある。また、科学を至上としており、妖怪を始めとするオカルト的な事に関しては否定的な考えしか持たない。
家族は母親と妹の啓子の3人暮らしであるが、かなり貧しい環境で育った様で、この事が現在の性格を形成させる要因になっている模様。
アニメ版では母親も他界した設定で、啓子と兄妹二人で生きていた事になっている。
パプアニューギニアにて発見された鯨の先祖と思われる「ゼオクロノドン」の調査を目的とした大海獣]調査隊のメンバーに選ばれるが、妖怪の血を引く鬼太郎が調査隊のメンバーとして協力している事を快く思わず、冷淡な態度をとり続ける。
パプアニューギニアに辿り着いた後、鬼太郎には命の危険にあった際に何度か助けられるものの、秀一にとっては気に入らない存在に助けられてプライドを大きく傷付けられたという認識しかなく、調査隊のメンバーが大海獣の襲撃で全滅したのを良い事に、自分一人だけの手柄にするべく、それまでの恩を全て仇に返す形で、採取に成功した大海獣の血を使って鬼太郎の身体に注入する。
パプアニューギニアから一人だけ凱旋帰国をする事に成功した後、大海獣の血の影響によって身体が大海獣そのものとなってしまった鬼太郎が日本に戻って来て、すぐにそれが鬼太郎である事に気付いた秀一は、彼が自分に仕返しをしに来たと被害妄想を抱き、大海獣の持っていたお守りから同じく正体に気付いた啓子に詰問されても、頑なに否定した(アニメ版第3作では、自分の名声欲しか頭にない事から殴って黙らせてまでいる)。
日本政府を強引に言い包めて、鬼太郎を殺す為の巨大ロボットを製作。鬼太郎に攻撃を仕掛けるも、母親と啓子の二人が手に取られていた結果、大海中に変貌した鬼太郎を取り逃がす事になった。
その後、再度大海獣に変貌した鬼太郎を襲撃するも、あえなくロボットは破壊されてしまい、自身も海に沈みかけようとしたが助け出される。そして、事の真実に気付いたねずみ男に殴られ、鬼太郎の近縁者である妖怪達からも激しく責められる事になり、母親からは自分達一家が過去に何度も鬼太郎達に助け出されていた事を聞かされた事でようやく自分の間違いを認め、大海獣に変貌した鬼太郎を元の姿へと戻した。
アニメ版第3作では、鬼太郎の激しい激怒を買い、何度も殴られているが、啓子が謝罪しながら止めている。彼女が止めなかったら、秀一は本当に殺されていたかもしれない…。
最終的に改心したとはいえ、ゲゲゲの鬼太郎に登場する人間のキャラクターの中でも、本当に自己中心的な性格をしている。上記のイラストのような事は絶対に無いのでご注意を…。