「わしは、誰でもあって誰でも無い」
演:竹中直人
概要
刀眼魔によって命を落とした天空寺タケルの前に現れた、仙人を名乗る謎の老人。
タケルに眼魔や眼魂の事を教え、仮面ライダーゴーストへと変身する力を授けた。
また、「仮面ライダー」と言う名称を本作で初めて使用した人物でもある。
ちなみに、タケルからは「おっちゃん」と呼ばれている。
人物像
テレビ朝日公式サイト曰く「全てを知っている」らしいが、今のところはつかみどころがない。
威厳に満ちたいかにも仙人らしい立ち振る舞いをするが、度々脈絡なくフランクになる。タケルへの説明も肝心の彼をおいてけぼりにしてさっさと進めてしまったり、逆にタケルから重要な質問をされると誤魔化したりと、わがままなノリの持ち主。
その他にも、物語の根幹に関わる質問(眼魔の最終目的など)については無視を決め込んでおり、何処か胡散臭さを感じる人物。更には彼の分身であるユルセンが、人命より眼魂の入手を優先している事も胡散臭さに拍車をかけている。
仙人を名乗るだけあって、瞬間移動や念動力等の不思議な能力を披露している。第1話ラストでは、当然のように現世に移住(?)してきた。
またその際、「移住」だからなのか引っ越し業者の格好になっており、その後もシチュエーションやネタに合わせて、様々なコスプレを披露している。
ちなみに、各話で登場するゴーストアイコンのモチーフの偉人が誰なのかをタケルに教えるのも彼であり、何故偉人を特定できるのかについては「感じるから」と述べている。
劇中での主な行動
- 第1話
初登場。命を落としたタケルが迷い込んだ謎の空間にて彼に接触。彼に様々な情報及びゴーストドライバーを授けてユルセンを派遣した後、彼を現世へ突き返した。
同話終盤での戦闘ではゴーストに加勢して自身の幻影から衝撃波を出して敵を牽制、ゴーストに再び知識を授けた。
その後はタケルの戦いを見守る為、大天空寺の地下にある彼の研究室に強引に居候することとなり、その際に「99日以内に15個の偉人の眼魂を集めなければ今度こそ完全に死んでしまう」ということを伝えた。なお、この際服装が引っ越しの作業員の物へと変化している。
- 第2話
次に手に入れる英雄の眼魂はエジソンの物だと言う事をタケルに教え、御成の耳に息を吹きかけて彼に「眼魂を手に入れるには、街中で起こる不可思議な事件を追えば良い」と言うアイデアを与えた。まるで、同話に登場した電気眼魔の様に。
- 第3話
「"不知火"を作成中だが、完成一歩手前」という状態のアカリの手助けとして、完成させるための薬品(詳細不明)を机の上に置いた。
上記行動によって不知火が完成した直後、辺りに飛び散ったことで自身を認識できるようになったアカリに「不知火の効果は一時的である」ことを伝え、壁の中に消えていった。
また、アカリからも「おっちゃん」と呼ばれた際には、少し凹んでいる様子を見せていた。
- 第4話
特に怪しい行動が目立った。眼魔の最終目的やニュートンゴーストアイコンをすぐに譲渡しなかった理由、そして同話にて初登場した仮面ライダースペクターの正体、といったタケルからの質問を全て無視している。
一応「仮面ライダーはゴーストだけでは無いこと」と「眼魔が英雄の崇拝者に憑依せずにその人物の周囲の人物に憑りつく理由」はタケルに伝えている。
- 第6話
タケルが恐怖心や不安を乗り越えた事を受けて、「乗り越えたか……さて、次の準備に掛かるか」と呟き、大天空寺地下のモノリスの前で怪しげな笑みを浮かべた。
- 第9話
10年前の事件について改めて問いただそうとするもベンケイ眼魂出現の話ではぐらかされてしまう。
だが、結果的に父である龍の仲間の五十嵐博士と会うことはできた。
同話の最後では険しい顔で大天空寺地下のモノリスを見つめていた。
関連タグ
天空寺タケル:自ら力を与えた相手で、彼を見守っている様子。彼からの呼び名は「おっちゃん」
御成(仮面ライダーゴースト):彼からの呼び名は「おっちゃん殿」
月村アカリ:「かわい子ちゃん」として気に入っている(?)。彼女からの呼び名は「おっちゃん」
ユルセン:分身であり使い魔