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摩天楼のホワイトクリスマス

まてんろうのほわいとくりすます

『摩天楼のホワイトクリスマス』はテレビアニメ『おそ松くん(1988年)』41話である。 関東での本放送日は1988年12月24日のクリスマスイブである。

あらすじ

ダヨンホテルで働くチビ太は忙しい仕事をこなしながら怪我をしたスズメの世話をする心優しい働き者であった。

クリスマスが迫ったある日、チビ太はホテルの前で挫折して命を断とうとした歌手志望の少女・トト子を救い介抱する。それと同時に大物ミュージシャンを自称するイヤミが客として来訪。

やがてクリスマスのその日、大物歌手・フランク・ハタ坊のディナーショーがホテルで行われる事となったのだが、かねてからの大雪で開始が遅れてしまう事となり、チビ太は急きょトト子とイヤミに前座を依頼したのだが………。

登場人物

チビ太…主人公。ホテルのボーイとして働く勤労少年。同僚である六つ子やオーナーであるダヨーンからの信頼もある働き者。怪我をしたスズメ

トト子…もう一人の主人公。才能ある歌手志望の少女。本番で才能を発揮できずクビになり、トラウマから睡眠薬自殺を図ったがチビ太に救われる。やがて、大物歌手の前座として舞台に立つように依頼されるが…。

イヤミ…自称一流ミュージシャン。実態は無銭飲食を繰り返す詐欺の常習犯。ただ、かつてはそれなりに売れていたらしい…。チビ太に無罪放免と引き換えに演奏の依頼をされるが…。

ダヨーン…チビ太の勤務するホテルのオーナー。チビ太をかなり信頼している。

テカパン…チビ太の知り合いの医師。

六つ子…チビ太の同僚。本編よりも比較的関係は良好。

フランク・ハタ坊…大物歌手。

評価

ブラックギャグが多めの『おそ松くん』の中の感動系の名作と評されるエピソードの一つ。

本放送日がクリスマス・イブというタイムリーさ、本編ではあまりお目にかかれない「綺麗なトト子」、綺麗にまとまった話など、現在でも名作と評価されている。

原点(?)

チビ太主役の『てっぺん物語』。

36階建ての高層ビルの屋根裏部屋に住む勤労少年チビ太が世話をしていた仔スズメ・チュン吉を助けようと四苦八苦する話。

こちらではスズメを世話するチビ太の悪戦苦闘を中心とした心温まる物語で、原点はロアルド・ダールの短編小説。

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