機動戦士Zガンダムに登場した可変モビルアーマー。
型式番号はNRX-055。ニュータイプ研究所のひとつ、オークランド研究所で開発・調整された。
概要
ニュータイプ用のモビルスーツで、サイコガンダム同様機体制御にサイコミュを用いている。そのためか、ファンネル・ビットなどのサイコミュを使用した兵器は有していない。
華奢な上半身に巨大なスカート、マッシブな脚という奇特なフォルムが特徴で、旧ジオンのグラブロを参考にした可変機構を持つ。
MS形態では右腕に巨大なクローアーム、左腕に通常のマニュピレーターと拡散メガ粒子砲を内蔵したシールドを持つ。
右腕がものを握れないため、左手だけで器用に手持ちのライフルとビームサーベルを使い分ける。
変形時は上半身は巨大なスカートの中にスッポリ収納され、左腕のシールドが新たな頭部となる。脚部は参考とされたグラブロのように機体フロントに移動し、MA時の腕を形成する。
このMA形態がなかなかかわいく、人気がある。
MS状態のスカートのような下半身と可愛い顔に、対照的な右手の凶悪なクローなどから擬人化人気が高い。
ってか擬人化投稿のほうが多い。
バリエーション
よく見かける濃紺と赤紫の機体はロザミア・バダム用の機体で、副座式の灰色とホワイトの機体はゲーツ・キャパが使用した。
また、ロザミアが残した機体を最後の愛機としてジェリド・メサが使用しているが、彼はNTではなかったので、機体性能を完全に引き出すことは出来なかった。
「カミーユ、貴様は、俺の……!」
余談
NT専用機ながらシンプルな武装であることや、そのフレームに近い細身の上半身から、一部のファンは「実は未完成だったのでは?」と脳内設定をふくらませているとかいないとか。
また、デザイナーの小林誠のかつてデザインしたメカ「ガンプ」にデザインが酷似しており、ガンプをベースにデザインされた機体ということがわかる。
表記ブレに
バウンドドッグ(こちらは正確には誤記)など。