TheNextGeneration-パトレイバー-首都決戦
ざねくすとじぇねれーしょんぱとれいばーしゅとけっせん
解説
2015年5月1日に公開された長編映画で、メディアミックス作品『機動警察パトレイバー』の実写版シリーズ『The Next Generation -パトレイバー-』の完結編に当たる作品。
2015年10月10日に27分の未公開シーンを追加したディレクターズカット版が公開された。
監督・脚本は押井守。
あらすじ
西暦2013年の首都・東京。かつて汎用人間型作業機械「レイバー」が栄華を誇った時代も、長きに渡り世界を覆う経済不況によって既に過去のものとなっていた。それに伴い、レイバー犯罪に対抗する形で警視庁に作られた特車二課パトロールレイバー隊も存在意義を失い、縮小の一途をたどっていた。第一小隊は解隊され、今ではレイバーの運用スキルを後世に継承するという名目で、辛うじて「第二小隊」だけがお台場の埋立地に存在している。
そんなある日、突如飛来したミサイルによってレインボーブリッジが爆撃されるという事件が起こる。
東京が混乱に包まれる中、第二小隊隊長後藤田継次に別の事件で特車二課と縁のできた警視庁公安部外事三課の高畑慧警部が接触してくる。あらゆる防空システムをすり抜ける熱光学迷彩を纏う陸自の最新型試作戦闘ヘリ「AH-88J2改 グレイゴースト」が何者かによって強奪されたというのである。
都民1000万有余人を人質に取ったと同然の状況を前に為す術の無い警視庁上層部や自衛隊をあざ笑うが如く、グレイゴーストは神出鬼没的に現れては首都の要所を破壊・蹂躙していく。それはまるで、11年前に「幻のクーデター」を引き起こし、東京を舞台に『戦争という時間』を作り出した柘植行人蹶起事件を再現するかのようでもあった。
果たしてテロリスト達の目的はどこにあるのか?そして、後藤と南雲が特車二課に残した『遺産』の正体とは?
第二小隊の「三代目」たちと、時代遅れのロートルレイバー2機は事態を収束できるのだろうか?