概要
CV:大木民夫(劇場版)、阪脩(S.A.C.)、塾一久(ARISE)。
公安9課の部長。9課の実質的な創設者でもある。通称「課長」。
かつて陸上自衛軍の情報部に所属しており、現在も軍内部に太いパイプを持つ。
鋭い洞察力を持つかなりの切れ者で、その優れた政治的手腕は、扱いが難しい政治絡みの犯罪への迅速な対処を可能にしている。戦術など軍事的な知識や指揮能力にも秀で、時には現場に出て直接作戦の指揮を執ることも。
その容姿から課員に「猿オヤジ」と呼ばれる事もあるが、内心では全幅の信頼を寄せられている。『S.A.C』26話では荒巻の決断に理解と心境を察していた。
原作やSACでは電脳化しているが、劇場版では電脳化していない。
草薙素子の突出した才能に心酔しており、彼女が自在に活躍できるよう大きな権限を与えている。
政治的陰謀から公安9課が壊滅の危機に瀕し、政府が素子を切り捨てようとした際も、彼女を「エスパーよりも貴重な才能」と評し、最後まで守り抜いた
(それだけに、素子の失踪後の世界を描いた『イノセンス』では覇気を失ってしまっている)。
SAC SSSでは九課の素子を中心とした少数精鋭体制から、優れた人員を各方面から引き抜いた新しい組織へと改変を行った。
他の特殊部隊や情報機関と比較すればまだ少数精鋭といえる人数でしか無いが、一つの事件にしか対応できなかった旧体制と比べて複数の事件への対応が可能となっている。
自らの正義と信念を貫く、実直な性格。どんな巨大な悪にも立ち向かい、決して敗れない。また、茅葺総理が好みのタイプらしい。
荒巻洋輔という、戦時中に生き別れた双子の兄がいる(ちなみに存命しており、『2nd GIG』に登場している)。また、劇中の台詞から察するに孫がいるらしい。