概要
原作(士郎正宗)、劇場版(押井守)、S.A.C(神山健治)に続く「第4の攻殻」とされる完全新作の劇場公開先行のOVAシリーズ。2013年から順次公開された。
監督や脚本だけでなく、公安9課メンバーのキャストも一新されていることが話題を呼んだ。内容としては、公安9課設立前のメンバーの話及び草薙素子の所属していた501機関について焦点を当てたものとなっている。
日本のみならず、イタリア、フランス、北米、台湾、中国、韓国でも公開された。
2015年にはARISEの世界観とストーリーを引き継いだ劇場作品『攻殻機動隊 新劇場版』が公開された。また、それに合わせてARISEの各エピソードを前後編に分割・再構成した上で、劇場版へ続くと新エピソード「PYROPHORIC CULT」を追加したTVシリーズ『ALTERNATIVE ARCHITECTURE』が放送された。
あらすじ
『公安9課』が最優先ラインの攻性部隊とはなり得ていない、A.D.2027。
公安捜査の権謀術数に限界を覚える荒巻の前に現れたひとりの女——
陸軍『501機関』所属・草薙素子三佐。
最高度のフィジカルと電脳戦スキルを備える一方、向こうみずで世慣れぬ未熟さをあわせ持つ草薙は、公安9課の荒巻大輔と不即不離の関係を保ちつつ、次々と発生する犯罪へと対処する。
だがそれは、揺り籠たる501機関との関係を問い直すことでもあった。
上司であり保護者でもある野心の女・クルツ中佐との間に生じる軋轢。
更に、謎のウィルス『ファイア・スターター』の出現。
困難な事件に立ち向かう中、
『眠らない目を持つ元レンジャー』『所帯持ちの特捜刑事』ら
個性的な人的資源と気脈を通じる草薙。
荒巻といつしか共有していた目的——『犯罪に対し常に攻性の精鋭実力部隊』創設へ向け、
草薙は彼らを糾合してゆくこととなる。
『攻殻機動隊ARISE』
——これは草薙が少佐と呼ばれる前夜の物語である。
各話リスト
- border:1 Ghost Pain
「希望はここから始まった——」
監督:むらた雅彦
2027年、第四次非核大戦終戦から一年、戦禍の爪痕癒えぬニューポートシティで自走地雷を使った爆殺事件と、兵器売買における収賄容疑の掛った軍人が銃殺される事件があった。
雨烟る中、その軍人の電脳を求め墓地を暴く公安の荒巻大輔。
そしてその背中に冷たい銃口を向けたのは、殺された上官の容疑を晴らそうと動く陸軍義体化部隊『501機関』に所属する超ウィザード級ハッカーにして全身義体のサイボーグ、草薙素子だった。
だがこの事件を追いかけているのは草薙だけではなかった。
彼女を爆殺事件の犯人と疑い付け狙う『眠らない眼』を持つ男、バトー。
銃殺事件と娼婦殺人事件の共通項を捜査する新浜県警の刑事トグサ。
そして『501機関』のクルツ中佐とサイボーグエージェントたちが草薙の動向を注視していた。
彼らが追い求めるものは、目の前の「事実」と失われた「真実」とが交錯する電脳社会の混沌に身を潜める。自身の未来と掲げた理想のために草薙の本能が今、起動(アライズ)する。
- border:2 Ghost Whispers
「戦わずして未来を語るな——」
監督:竹内敦志
501機関から独立を果たし軍内部での自由を得た草薙素子。しかし自立を後押しした公安9課の荒巻からの誘いを断り、自身の部隊の結成を考えていた。そのさなか、何者かによるロジコマへのハッキングが発生する。
荒巻の要請で調査のためにロジコマをラボまで移送する草薙だったが、突然、武装集団に襲撃に遭う。そこには「眠らない眼」を持つ元レンジャーのバトーとボーマ、元陸軍情報部のイシカワの姿があった。
彼らは難民虐殺の罪で犯罪者として法廷に立たされている混成78部隊の元上官ソガ・カズヤ大佐の無実を証明するために特殊軍事モジュールで電子的作戦を進めていた。だがそれに干渉できる並列解除コードの複製がロジコマに隠されたことを掴みロジコマの破壊を狙う。
それを草薙に伝えたのは米軍情報部エージェントのヴィヴィーだった。草薙は、ヴィヴィーとともに陸軍警察のパズ、海兵隊のエーススナイパーのサイトーをスカウトし反撃に出る。
- border:3 Ghost Tears
「この身体が求める愛——」
監督:黄瀬和哉
恋人の義体技師ホセと逢瀬を交わす草薙素子の元に仲間となったバトーから西ノ内のビルで起きた爆弾テロの急報が届く。
現場に急行し制圧するとテロリストたちはファイア・スターターと噂される超ウィザード級ハッカーにより偽の記憶が植え付けられ、更に主犯のカルディス人の胸にはかつてクザン共和国で起きたカルディス人独立戦争の英雄“スクラサス”のシンボルマークであるティアドロップ・ダガーの刺青が刻まれていた。それを見た素子は「スクラサスは戦争中に死んだはず」と断言する。
同じ頃、山の手のダムで起きた爆発でひとりの刑事が殺されていた。
その所持品には“人魚の脚(MERMAID’S LEGS)”という店名の名刺と、“エアリアル”というタグのついた義体の脚部が遺されていた。事件を捜査する新浜県警の刑事トグサは、クザン共和国水企業の代表者サイードにたどり着く。
会議場の爆発物はなにか? ファイア・スターターの正体とは? ふたつの事件が交錯するとき、蘇ったスクラサスの狙いが明らかになる――。
- border:4 Ghost Stands Alone
「攻殻機動隊、起動——」
監督:工藤進
戦後復興の兆しある2028年冬のニューポートシティ――。
国外カルテルの利権を巡る水の価格協定への抗議デモを見守る、草薙素子少佐率いる独立攻性部隊の姿があった。その目の前で警備の機動隊による無差別発砲事件が突如発生。それら前代未聞の同時ゴーストハックは電脳ウィルス“ファイア・スターター”が引き金となったものだった。草薙は感染源であるサイードを特定、事件鎮圧のために銃撃する。その最中、草薙の電脳に“枝”をつけた何者かがいた。バトーたちが対象人物の元へと急行すると、そこには全身義体の少女ツダ・エマの姿があった――。陸軍情報部ホヅミ大佐が申し出たエマの引取りを拒絶した荒巻の指示で彼女を護送・調査する草薙は、エマのゴーストへのダイブを敢行。そこには“ブリキの少女”エマと“カカシの男”ブリンダジュニア、ふたつのゴーストが存在した。彼らが目指すものは何なのか。陰謀渦巻くダブルゴーストの真相に草薙が迫る――。
登場人物
独立攻性部隊「攻殻機動隊」
主人公。公安9課所属だった従来の作品とは異なり、この頃は陸軍501機関所属の完全義体サイボーグ。階級は三佐。
上官であるマムロ中佐殺害事件の真相調査を独自に進める最中、捜査中に自走地雷に襲撃された荒巻の窮地を救ったことで、荒巻からマムロの捜査を依頼される。事件解決後には501機関を離れて少佐となる。それと同時に荒巻から国際救助隊内の独立攻性特殊部隊設立構想を聞かされ、自身の部隊を持つよう勧誘される。
陸軍空挺特科第一レンジャー隊出身のサイボーグ。特徴的な目から、通称「眠らない目の男」。
border:1ではマムロ中佐と関係があった同僚殺しを独自に捜査している最中に素子と遭遇。当初は素子を犯人だと考え襲撃したが、自走地雷の襲撃を受けて共闘し、真相に迫った。border:2では、ボーマ、イシカワらと共にソガ大佐の「作戦」に参加。素子に「作戦」を鎮圧された後、彼女の指揮下に入る。
新浜県警刑事部の特捜刑事。border:1では、マムロ中佐殺害事件を上層部からの圧力により追う事が出来ず苛立っていたが、素子が密かに流した情報を得て独自に捜査を開始。素子、バトーと第六演習場で共闘する。border:3ではスクラサスに関連した先輩刑事殺しの犯人である同僚を逮捕したことで他の同僚達に疎まれ、素子のスカウトに応じて警察を辞める。
元陸軍情報部の大尉。バトーらと旧知の電脳戦スペシャリスト。border:2にてバトー達と共にソガ大佐の「作戦」に参加。素子によって「作戦」が鎮圧される中で真相を知り、素子の指揮下に入る。
バトーと同じく陸軍空挺特科第一レンジャー隊出身の元特殊部隊員で爆発物のプロフェッショナル。階級は中尉。義体化しており、義眼とスキンヘッドが特徴的。border:2でバトー達と共にソガ大佐の「作戦」に参加。「作戦」鎮圧後素子の指揮下に入る。
元海兵隊エース・スナイパー。スリルと金に目がなく、電脳空間上でロシアンルーレットを行うなど相当なギャンブル狂。border:2で素子から破格の報酬を持ちかけられ協力するが、更に上乗せした報酬をバトーに持ちかけられ寝返った。ソガ大佐の「作戦」が鎮圧された後は素子の指揮下に戻るが、素子の指示に反して相手の頭部を狙撃しようとするなど問題の多い男。
陸軍警察の潜入調査員。階級は中尉。潜入調査とナイフを使った近接戦闘を得意とする。潜入先をマムロ中佐殺害事件調査中の素子が訪れたことで彼女と知り合う。かねてから自分の能力を生かす場所を探しており、進んで素子の指揮下に入る。
公安9課
軍の旧調査部出身で現公安9課の長。今作では「部長」と呼ばれる。マムロ中佐殺害事件の捜査責任者であり、border:1にてマムロの墓を掘り起こそうとしていたところで素子と出会う。「最優先ラインの独立攻性部隊」という構想を持っており、素子を勧誘する。
9課に配備されている熱光学迷彩装備の歩兵兵站用輸送支援車両。「ロジコマ」は「ロジスティクス・コンベイヤー・マシン」の略称。border:1にて荒巻が素子のサポートとして送り込んだ。border:2以降は複数台が素子の下に配備されている。熱光学迷彩や重装甲・高い機動力を有するものの、当初はコミュニケーションを信号式に頼るなど旧式のメカである。
陸軍501機関
501機関の長。階級は中佐。border:1における素子の上司。501機関の組織維持を望む。軍権力のパワーゲームに参加しており、501機関の維持や戦時ビジネスの利権調整のために暗躍している。
501機関所属の戦闘サイボーグ。腕部に特徴的な義体化を施しており、水と電撃を組み合わせた対電子機器攻撃を得意としている。素子のことが気に入らないようで、マムロ中佐殺害事件を調べる素子に対し度々敵対的な態度を取ってはその都度イバチに止められている。
501機関所属の戦闘サイボーグ。薩摩示現無双流棒術という武術の達人で、格闘技研究教官を務めている。素子に食って掛かるライゾーを度々諫めており、ライゾーより格上と思われる。
陸軍501機関所属サイボーグ。電子戦戦術士官を務め、素子の義体のチューニングやメンテナンスを担当している。一卵性双生児の2人の脳を一つの義体に搭載しているため非常に特徴的な外見をしている。
草薙素子を育て上げた恩人とも言える人物。潔癖で不正とは程遠い、軍人らしい軍人だが、兵器密売に関わる収賄容疑が持ち上がる中、何者かに殺されてしまった。この殺害事件に素子と荒巻が不信を抱いたことから物語が始まる。生前の最終階級は中佐。
501機関が素子の後任として雇用した新たなエージェント。戦災孤児の17歳。「ティンマン」を名乗り電脳ネット・ゲームのヒットメーカーとして活躍していた。501機関から失踪後、無差別発砲事件の現場に現れ、公安9課に保護される。
陸軍情報部
陸軍情報部大佐。荒巻たちの上司だった殿田大佐の後任で荒巻とは面識がある。兵器産業においては国外カルテルとの兵器の売買ルートが維持されることを望む国外派であり、国内派のクルツとの対立は根深い。登場していたヘリが攻撃されるも全身義体のサイボーグであったため頭部のみの形で生存。後にこの頭部は素子の手により囮として活用されることとなる。
32歳男性。幼少期に特殊認知能力が認められ高度福祉センターに入寮。200桁の数字を2秒で暗記するその能力を生かして会計士として生活していたところを陸軍情報部にスカウトされたが、それ以降の記録は存在しない。9課に保護されたエマの電脳の中にゴーストが同居しているのが確認される。
- ニグチ(cv:藤原貴弘)
ホズミ大佐の部下。
- ヤノザキ(cv:浜添伸也)
ホズミ大佐の部下。
政府
- サダモト(cv:秋元羊介)
国防副大臣。マムロは戦時中に彼が行った武器密売を告発しようとし暗殺された。
- 春日(カスガ)(cv:後藤哲夫)
国防事務次官。ソガ達の悪事を荒巻たちに知らせるが実は死刑になりそうなソガに疑似記憶を植え付け、パンドラへのアクセスを図った人物。
- 北原(キタハラ)(cv:亀中理恵子)
国防副大臣。サダモトの後任。兵器開発では国内派でありハリマダラ社と繋がっている人物。
- 雨形(アマガタ)
審議官。ハリマダラ重工業に天下りした元官僚。荒巻に借りがあり情報源として利用されている。
ゲストキャラクター
- カンザキ・シュウジロウ
特殊工作部隊の隊長。階級は大尉。第6演習場の主で演習場の自走地雷を横流ししていた。サダモトと通じている。
バトー、イシカワ、ボーマの上官であった元混成78部隊の隊長。階級は大佐。正義感の強い真っ当な軍人であったが以前にカルディスタンで指揮した軍事作戦における難民虐殺容疑で戦争犯罪者として軍事法廷にかけられた。虐殺容疑を晴らすべくバトーら元部下たちを率いて「作戦」を展開する。
米軍情報部特殊作戦部隊所属のエージェントで電子作戦の専門家。女性型の義体に入っているが、この義体は外交活動推奨義体であり、本当の外見はおろか性別も不明。奪われた軍事モジュールの奪還、破壊を目論んで活動。ロジコマに解除コードの複製を隠したことを明かし、9課と行動を共にする。
元軍属の義体技師。オーダーメイド専門で開業しており、マーメイドレッグというブランドを展開している。フリーになった素子の義体のメンテナンスを手がけたことがきっかけで交際を始めた、草薙素子の現在進行形の恋人。
- ジンジ・ベッカ・アル・サイード(cv:久川綾)
クザン共和国の国営水企業の代表。クザン王立大学首席卒業の経歴を持つが、実は同国で独立運動を展開している民族のカルディス人である。
ハッカー・テロリスト等
正体不明の超ウィザード級プログラマー。また、その作成したウイルスの通称。ファイア・スターターはゴースト侵入・ハック・洗脳を同時に行うトリプルパッケージの疑似記憶ウイルス。ウイルスは自己消滅し痕跡を残さないため、ウイルス・作者ともども存在が不確か。
四次非核大戦中、クザン共和国内でカルディス人の独立軍を指導した伝説のテロリスト。電子戦の手練れでトンネル作戦を得意としている。クザン共和国軍を苦しめるも戦死したとされている。
他者の義体に自身のゴーストをダビングする正体不明のハッカー。ハリマダラ社に対するサイバーテロの容疑者。
本名はガルベスという以外一切の詳細がわからない男。ファイア・スターターに心酔しており、その様は信仰というべきもの。カルテルからホヅミ大佐を殺害するために派遣された。『炎の天使』の一節を口ずさむことがある。
制作スタッフ
原作 | 士郎正宗 |
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総監督・キャラクターデザイン | 黄瀬和哉 |
シリーズ構成・脚本 | 冲方丁 |
音楽 | コーネリアス |
メカニックデザイン | 柳瀬敬之(1話) / 柳瀬敬之・竹内敦志・常木志伸(2話) / 柳瀬敬之(3話) / 柳瀬敬之・常木志伸(4話) |
サブキャラクターデザイン | 西尾鉄也(1話) / 齊藤卓也(2話) /新井浩一(4話) |
プロップデザイン | 荒川直樹 |
美術設定 | 加藤浩・荒川直樹 |
銃器設定 | 金子秀一・柳瀬敬之(2話・3話) / 金子秀一・柳瀬敬之・立石聖(4話) |
総作画監督 | 黄瀬和哉(3話) / 新井浩一(4話) |
作画監督 | 西尾鉄也(1話) / 齊藤卓也・立石聖・三輪和宏・西村郁・井川麗奈(2話) / 黄瀬和哉・西尾鉄也・河口俊夫・佐々木敦子・桜井邦彦・中村悟・後藤隆幸(3話) / 立石聖・西村郁・栗田聡美・桜井邦彦(4話) |
美術監督 | 竹田悠介・益城貴昌 |
3DCG監督 | 井野元英二 |
撮影監督 | 田中宏侍 |
音響監督 | 岩浪美和 |
画コンテ | むらた雅彦(1話) / 竹内敦志・多田俊介(2話) / 黄瀬和哉・原口浩(3話) / 工藤進・荒川直樹(4話) |
色彩設計 | 片山由美子・佐藤真由美(1話) / 片山由美子(2話) / 土井和(3話) / 片山由美子・藤田裕子(4話) |
演出 | 浜名孝行(3話) |
編集 | 植松淳一・ 濱宇津妙子・村上義典(1話・2話) / 植松淳一(3話・4話) |
ラインプロデューサー | 佐藤惠(1話・3話) / 西村知恭(2話・4話) |
プロデューサー | 阿部研吾・有本充利・西村知恭(1話-3話) / 阿部研吾・辰澤奈晶子・西村知恭(4話) |
エグゼクティブプロデューサー | 上山公一・松下卓也・横山真二郎 |
3DCGI制作 | オレンジ |
アニメーション制作 | Production I.G |
製作 | バンダイビジュアル・講談社・電通・Production I.G・Flying Dog・東宝 |
配給 | 東宝映像事業部 |
主題歌
オープニングテーマ
「GHOST IN THE SHELL ARISE」
コーネリアス
エンディングテーマ
「じぶんがいない」(border:1)
作詞 - 坂本慎太郎 / 作曲・編曲 - 小山田圭吾 / 歌 - salyu×salyu
「外は戦場だよ」(border:2)
作詞 - 坂本慎太郎 / 作曲・編曲 - 小山田圭吾 / 歌 - 青葉市子・コーネリアス
「Heart Grenade」(border:3)
作詞 - ショーン・レノン / 作曲・編曲 - 小山田圭吾 / 歌 - ショーン・レノン・コーネリアス
「Split Spirit」(border:4)
作詞 - LEO今井、高橋幸宏 / 作曲 - 小山田圭吾 / 編曲・歌 - 高橋幸宏 & METAFIVE(小山田圭吾×砂原良徳×TOWA TEI×ゴンドウトモヒコ×LEO今井)
TV放送版
2013年6月より順次劇場上映していた『攻殻機動隊ARISE』シリーズ全4話を前後編に再編集、
更に『攻殻機動隊 新劇場版』に繋がる完全新作エピソード2話を加え、
『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』のタイトルで2015年4月に放送が決定。
放送局はTOKYO MX、KBS京都、サンテレビ、BS11、北海道テレビ放送、仙台放送、静岡放送、テレビ愛知、TVQ九州放送。4月5日より順次放映開始。
キャッチコピーは『階級なし、実力主義。』
制作スタッフ
原作 | 士郎正宗 |
---|---|
総監督・キャラクターデザイン | 黄瀬和哉 |
シリーズ構成・脚本 | 冲方丁 |
音楽 | コーネリアス |
メカニックデザイン | 柳瀬敬之 |
美術 | Bamboo |
美術設定 | 加藤浩(ととにゃん) |
プロップ・美術設定 | 荒川直樹 |
美術監督 | 竹田悠介・益城貴昌 |
3DCGI制作 | オレンジ |
3DCG監督 | 井野元英二 |
撮影監督 | 田中宏侍 |
音響監督 | 岩浪美和 |
編集 | 植松淳一 |
アニメーション制作 | Production I.G |
主題歌
オープニングテーマ
「あなたを保つもの」
作詞 - 坂本慎太郎 / 作曲・編曲 - コーネリアス / 歌 - 坂本真綾・コーネリアス
メディアミックス
『攻殻機動隊ARISE~眠らない眼の男 Sleepless Eye~』
月刊ヤングマガジン2013年第4号から連載中。脚本は藤咲淳一、作画は大山タクミ。
各章は「ANECDOTE」という名称で区切られている。序盤はバトーと素子の出会い、それ以降はバトーの目から見た本編中の出来事を描く。
『ロジコマンガ』
月刊ヤングマガジン2013年第12号から連載中。山本マサユキによる、ロジコマを主人公に織り成すほのぼのコメディ。
作中用語
- 陸軍501機関
正式名称:陸軍開発実験団医学実験隊 義体研究部 特殊義体研究課 501分室。
戦闘用義体の開発を目的として設立された特殊機関で陸軍のどの部隊に探りを入れても見つからない独立部隊。物語開始時点での素子の所属先。特殊義体を持った素子達は機関の備品扱いであり、与えられるのは管理コードのみで、その実態を知る人は少ない。
- ドミネ
「ドミネーション」の略称。個人の電脳を除く、広範囲の対象エリア内のネットワークに繋がるあらゆる電子機器を強制的にコントロール下に置くこと。当然ながら実行には莫大な計算リソースが要求される。
関連動画
『攻殻機動隊ARISE』先行PV
『攻殻機動隊ARISE』特報
『攻殻機動隊ARISE』本予告
『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』CM
外部リンク
『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』公式サイト
『攻殻機動隊ARISE ロジコマンガ -YOUNGマガジン海賊版公認
関連タグ
紅殻のパンドラ - 元企画を同じくする作品。