メイスとは、棍棒などの殴打系の武器の一種。
概要
鉄の鎧が発達していく中で生まれた打撃武器で、甲冑ごと相手を撲殺することを目的として誕生した。
剣ほどの長さの柄の先に鋭い凹凸を付けた鉄の塊がついた非常にシンプルな武器だが、その破壊力はかなりのもので、腕利きの戦士ならば一撃で兜ごと相手の頭蓋骨を粉砕できたという。
返り血を浴びない為に打撃戦闘を目的とした聖職者が用いたとされる。
しかしその発想はエグい。
ファンタジー作品上でもしばしば僧侶などの職業の武器として用いられる。
西洋の創作では聖職者に何故か「力持ちの巨漢」というイメージ付けがしばしばなされ、
聖職者は刃物を持てないとされる事が多いこともあり、鈍器であるメイスを使ったことに由来しているのだろうが・・・。
なお、この発展型がモーニングスターである。
また鈍器というが、しばしば錘の部分にトゲを植えたり、果ては刃を放射状に並べた「プレートメイス」なるものも存在する。
近年の作品では『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』の主役機、ガンダムバルバトスの主武装の一つとしても有名。