ウラモグ
うらもぐ
ウラモグの触手は、触れれば燃える氷のようで、魂の中を漁り回り、記憶を一つ一つ突き刺していく。(『過去の受難』)
概要
三体確認されている「タイタン」と呼ばれる個体の一。かつて次元ゼンディカーに他のタイタン、そして「血族」たちと共に襲来したが、三人のプレインズウォーカーの手で封印された。
封印後、エルドラージの記憶が薄まるにつれ、タイタン個体たちは、ゼンディカーの住人たちが崇める神々に姿を変えた。
ウラモグはマーフォーク族の崇める海神ウーラ、コー族の崇める海神マンジェニの原型となった。
ウーラは疫病の神ともされている。
ウラモグと血族
頭部は骨の兜のような形状をしている。人間の顎にあたる部分は、ヘラジカの角のような平べったい部分によって両側から挟まれている。
上半身は人型であるが、筋肉がむき出しになったかのような赤色をしており、途中から二つに分かれた青い両腕を持つ。
胸には肋骨を思わせる部分があり、両肩からは牙か鉤爪のようなものが突き出ている。
下半身には足のかわりに、タコかイカ、イソギンチャクのような触手、触腕がいくつも生えている。
それぞれは大蛇の胴のように太くて長い。「脚」にはサメの歯のような三角形のトゲがいくつもついているものと、何も無い物とが存在する。
ウラモグの「血族」(の影)の配色も同様で、本体を小さくしてそれぞれの部位の数を減らしたり増やしたり誇張したかのような形態をとる。
ストーリー上では、ウラモグは自身の本体をゼンディカーに出現させており、現地の住人からも目撃されている。
ゼンディカーで活動する一般エルドラージもウラモグの血族のものが多いようだ。
カード化
ウラモグ自身をカード化した「伝説のクリーチャー」は、現在絶え間ない飢餓、ウラモグと無限に廻るもの、ウラモグの二枚が存在している。