概要
『2010』から登場した新カセットロン。
紫色のコウモリに変形する燃料偵察兵で、最高時速104km/hで飛行し、翼に内蔵されたセンサーで燃料を探知する。アニメではコンドルに代わって偵察に用いられるようになる。
また、本編では描かれなかったがこう見えても金融に明るく、経済操作などを駆使してディセプティコン内でも役に立っているらしい。
IDWコミック版
・・・だったのだが、後にIDWより出版されたアメコミの”Megatron Origin”を始めとした作品では、以下のようなトンデモない設定を与えられている。
ディセプティコンが決起する以前は上院議員を務めており、セイバートロン星の最高権力評議会のメンバーを務めていたほどの大物。現在の上司であるサウンドウェーブも、元はといえばラットバットの一部下に過ぎなかった。
腐敗した議員制の下で賄賂ウハウハ政敵抹殺しまくりのやりたい放題だったのだが、力をつけ始めたメガトロン率いる新興勢力ディセプティコンへ目をつけ、部下であるサウンドウェーブを送り込んで利用しようと接近したのが運の尽き。元々マインドスキャンでラットバットの差別主義的な本性を見抜き嫌悪していたサウンドウェーブは、全トランスフォーマーの平等を考えるメガトロンに感化されて寝返ってしまう。結果としてサウンドウェーブによって不意討ちをかけられ、カセットロンにされてしまった。
カセットロンに身を落としてからもその傲慢な本性は治っておらず、メガトロンその他がいなくなったディセプティコンで権力を握ったりしている。
ちなみに上院議員時代の姿はあろうことか公式に製品化されており、ユナイテッド版スカージのリデコながら頭部は作中を的確に再現した専用造形の物(妙にハンサム)が用意され、高級スーツを思わせる紫の機体色には要所が金色でデコレーションされるなどやたらゴージャスかつ印象的な仕上げが光る怪作かつ逸品である。誰得なんだろう…。
公式が病気のシャッタードグラス世界では昼間は人気のないTVキャスターだが、夜になると変身し、地球を守護するダークヒーローになる。セイバートロン星ではオートボットや宿敵のブラックキャットと戦っていたが、今では地球のオートボットの協力者と日々戦っている模様。…どこかにそのままのヒーローがいましたね。