檜山界雄
ひやまかいゆう
概要
清水南高校の男子生徒で、吹奏楽部に所属。パーカッション(打楽器)を担当し、ティンパニやスネアドラムなど様々な楽器を取り扱っている。
あだ名は『カイユ』。伸びすぎた髪を後ろで縛っており、TVアニメ版では緑色のパーカーを着用している。
物語の登場時点では学校にほとんど行かなかったために留年しており、上条春太や穂村千夏とは同い年であるものの学年はひとつ下となっている。(ネクタイの色は2人の後輩である後藤朱里と同じ黄色)
また、プロのクラリネット奏者を目指している芹澤直子とは幼馴染の間柄で、芹澤家の家庭環境にある程度通じている他、芹澤直子のことを「直ちゃん」と呼んでいる。
人物
実家は「睡蓮寺」という古寺で、父親と共に身寄りのない老人たちを引き取って面倒を見ていた。
そのかたわら、父親が世話をしていた元FMはごろもの職員の助力を受けて電話回線の通信網を使ったラジオ番組『七賢者への人生相談』を始める。自身がラジオパーソナリティとなり、実家で世話をしている老人たちと共にリスナーから送られてくる悩みに答えていた。
ただ、肝心の相談役である老人たちがボケと年寄りブラックジョークを全開にした斜め上の回答・解答を乱発するため、放送内容は時にリスナーを不安にさせるほど自由で無秩序なものとなっている。
チカとハルタもこのラジオ番組のリスナーであり、特にハルタは番組放送中に生電話で自身の悩みと懺悔を打ち明けるほどのヘビーリスナーであった。
そのラジオ放送の内容を話題にしていたある日、清水南高校の生徒会会長である日野原秀一から「地学研究会」の代表、麻生美里を捕まえてこいと頼まれた2人は、捜索対象である彼女もまた同じラジオ番組のリスナーであることを知る。
顧問の草壁信二郎の立会いのもとに麻生美里と直接顔を合わせたハルタとチカは、彼女から独自調査の過程で図らずもラジオ番組の放送位置を特定し、併せてその実態を知ってしまったことを告げられ、草壁信二郎に引率される形で番組の”放送局”である檜山界雄の実家を訪ねることとなる。
その後日、檜山界雄の父親が老人たちの新しい受け入れ先を見つけたことにより、ラジオ番組は突然打ち切られる。
突然の最終回を迎えた番組の放送中、パーソナリティの檜山界雄は中学時代にマーチングバンドに所属していたこと打ち明け、それを知ったハルタとチカによって清水南高校の吹奏楽部へと誘われることとなる。
入部後は貴重なパーカッション担当として数々の打楽器を叩きこなすほか、芹澤直子の幼馴染として彼女と吹奏楽部の間に入る緩衝役も担っている。