「集え! ルドヴィカ・ロアの名のもとに!」
概要
ゲーム「魔法使いと黒猫のウィズ」に登場するキャラクター。
騎士団「グラン・ファランクス」の指揮官である。銀髪碧眼。また、大剣を幾つか携えている。
リヴェータ・イレのライバル的立ち位置として、リヴェータのグランプリ記念イベント「覇眼戦線」にも登場(なおガチャ初登場はリヴェータよりも三ヵ月ほど遅い)。
第三回黒ウィズ精霊グランプリでは【女性精霊部門】第22位(1,380,542票)。
なお、過去に行われた魔法使いと黒猫のウィズ公式Twitterの企画の回答により、「リヴェータよりも1歳か2歳ほど年上」「背もルドヴィカの方が高い」といった事実が判明している。
また、通常版・3500万DL版・三周年版では鎧に隠されているが、イベント内のリヴェータの台詞によると胸は「成長していない」とのこと。
CV:小林ゆう(3500万DL記念タッグカード~)
バックストーリー(ウィズセレクション)
「グラン・ファランクス騎士団」。
白銀の鎧を身に纏い、あらゆる攻撃から王を守る最強の盾。
巨人の棍棒を弾き返し、竜の炎を跳ね返し、敵とあらばその剣で跡形もなく打ち砕く。
そんな伝説の騎士団も、とある王国の滅亡とともに忘れ去られ、今では荒唐無稽な話の代名詞になっていた。
だが、その伝説は今蘇りつつあった。
リヴェータ率いる「ハーツ・オブ・クイーン」が、遠征前の兵站調達に小さな都市を襲っていた時である。
「ふふっ、全部奪い尽くしなさい。何一つ残す必要は無いわ!」
彼女の指揮により、略奪の限りを繰り返す傭兵たち……。
阿鼻叫喚の地獄絵図がそこにはあった。
夕闇の空に黒煙が上がり、赤い太陽を黒く染める。
「戦場の匂いがするな」
荒れ果てていく街を見下ろす崖の上から、その様子を睥睨するひとつの影があった。
「……嘆かわしい。リヴェータともあろう者が、野盗に身を窶すか」
深みのある落ち着いた声で影はつぶやく。手にした剣は、華奢な腕には不釣り合いに大きく、独特の淡い光を放っていた。
「よかろう、同郷のよしみだ。我が剣で奴は討つ」
剣先を叩きつけるように足元へ突き刺し、影は静かに目を開く。その左の瞳からは、凛とした青い燐光が吹き上がった。
「征くぞ、グラン・ファランクス騎士団。ルドヴィカ・ロアの名のもとに集え」
その声とともに、重装鎧に身を包んだ仮面の兵士が崖の上一面に立ち並ぶ。
取り囲まれ、異変に気づいたリヴェータが、崖の上に立つルドヴィカを睨んだ。
「ルドヴィカァァ……! また――また私を見下ろすのか、ルドヴィカァ!!」
リヴェータの叫びを無視し、ルドヴィカはもう一度巨剣を崖へと突き下ろす。
「我が左目の極星は、貴様らを許しはしない」
左目の燐光は美しく、赤い夕闇に青い十字の煌きを刻んだ。
「奴らを――」
剣先から伸びる地面の亀裂は、ビシビシと音を立てながら崖の両端へと伸びていく。
――そして。
「押し潰す」
その声とともに、グラン・ファランクス騎士団は『崖ごと』ハーツ・オブ・クイーンへと突撃した。
都市は巨大な土塊に押しつぶされるだろう。だが、ここは争いの絶えぬ、戦乱の歴史を繰り返す異界。
――誰一人、それを気にする人間はいないのだ。
「リヴェータァアア!!」
「ルゥゥドヴィカアアア!!」
二人の叫びとともに、歴史に名を残す一戦が、始まる。
ステータス
※潜在能力込みの数値。
ウィズセレクションver.
凛眼戦勝の女帝 ルドヴィカ・ロア
最終レアリティ:L
属性:水
種族:戦士
コスト:41
最大HP:3234
最大攻撃力:3560
アンサースキル:私が、勝利へと導く!
水属性の味方の攻撃力をアップ、リーダー時さらにアップ(40%/65%)
スペシャルスキル:我々に敗北の二文字は無い!!
味方全体の攻撃力をアップ(70%/4ターン)
3500万ダウンロード記念ver.(タッグカード)
覇眼戦線 リヴェータ&ルドヴィカ
最終レアリティ:L
属性:火・水
種族:戦士
コスト:52
最大HP:2783
最大攻撃力:3075
アンサースキル:極星のため、総てを蹂躙せよ!
3チェインダメージアップ、リーダー時さらにアップ(450%/500%)
スペシャルスキル:振り返るな!勝ち取るために!
敵単体へ火・水属性の5回連続ダメージ(380%)
三周年記念ver.
凛眼に宿る決意 ルドヴィカ・ロア
最終レアリティ:L
属性:水・火
種族:戦士
コスト:47
最大HP:3607
最大攻撃力:3689
アンサースキル:行くぞ! グラン・ファランクス!
4チェインで水属性の攻撃力をアップ、複属性が火属性だとさらにアップ(80%/130%)
スペシャルスキル:闇を討つ極星の覇光
味方全体の攻撃力を1000アップ(上限値2000)、さらにHPを完全回復
覇眼戦線2ver.
凛眼に覇道を宿す ルドヴィカ・ロア
最終レアリティ:L
属性:水・火
種族:戦士
コスト:48
最大HP:4289
最大攻撃力:3289
アンサースキル:迎え撃つ、己が宿敵
4チェインでダメージアップ、戦士の敵へ更にダメージアップ
(400%/700%⇒500%/800%(レジェンドモード発動時))
スペシャルスキル:蹂躙せよ、グラン・ファランクス
スペシャルスキルの発動ターンを2早め、敵単体の攻撃ターンを2遅らせる
スペシャルスキルの発動ターンを3早め、敵単体の攻撃ターンを3遅らせる(レジェンドモード発動時)
リヴェータとの関係
「ここで終わらせてやるわよ、ルドヴィカ」「やってみろ、リヴェータ」
SSパレード登場当初のバックストーリーの時点で、リヴェータと何か因縁があると思われる内容が窺える。その後、イベント「覇眼戦線」により「リヴェータを裏切った」という面が強調され、それ以降は二人の対立が一貫して描かれている。
元々は領主に仕える騎士として、領主の娘であるリヴェータの下に仕えていた。その頃の彼女たちは姉妹のように仲が良かったということが、イベント関連精霊のバックストーリーなどで強調されている。その際に幾度も「優しいルドヴィカ嬢」という言葉が出てくるが、何故現在のような性格になったのかは、三周年記念ストーリーまでほぼ不明であった。
三周年記念のルドヴィカのストーリーでは、過去のバックストーリーやイベントストーリーとほぼ同一の内容と共に、彼女の「凛眼」の目覚めと、裏切りの背景と疑念が描かれた。
それによると現在彼女の父親も他界している(ルドヴィカが殺したとある)。
性格と凛眼の関係
「戦に必要ならば」といったような言葉を多用するが、彼女の「凛眼」は相手に「氷の感情」を叩き込み、一切の無駄な感情を排すものであるためなのかもしれない。
「凛眼」の使用者であるルドヴィカの心から「一切の温もりが消え去った」とある。彼女の現在の性格はここに起因していると思われるが……
「リヴェータを泣かせたくない……か。」
覇眼戦線2にて
※以下イベント「覇眼戦線2 はじまりの眼」のネタバレを含みます。
私を殺してみせろ。
その燃えるような、はじまりの瞳をもって。
ストーリー内では覇眼戦線2限定精霊の最終進化のイラストが採用されている為、今までとは違いかなり露出が多い彼女の姿を見ることができる。今までは一貫して素肌が顔以外見えていなかったため非常に貴重といえる。そしてなんとほぼトレードマークといえた長髪がバッサリ断髪されているのでかなり印象が変わることだろう。
ちなみに案外胸は大きいことが確認できる。
今回のイベントでは、今までとは一味違った彼女の姿を見ることが出来る。アシュタル・ラドには「仮面が剥がれかかっている」と言われたり、「やっているのはどうせ姉妹喧嘩だ」などの感想を抱かれたりしている。年齢的な部分も大きいだろうが。
また、リヴェータとの決闘を邪魔されて憤激したり、リヴェータを前に物思いに耽ったり、リヴェータをハクア・デスサイスから庇って殺されかけたりと、今までより数段人間臭く描かれている。
なお、3500万ダウンロード記念のストーリー、「蒼朱の覇眼」からかなり言動の伏線が回収されている、併せて見てみると更に楽しめることだろう。