芳村兵馬
よしむらひょうま
CV:川島得愛
概要
超人課に所属するハンサムな風貌の30代後半の男性。通称「ジャガー」。
冷静な性格で口数は少なく、ハンサムながら虚無的な表情を見せることがある。
豊富な戦闘経験を生かし、爾朗や輝子などの超人課のメンバーたちをサポートする良き先輩。
有事に際しては全身や手足をヒョウのように変えて戦う事もあるため、で爾朗や輝子からは「ジャガーさん」のあだ名で呼ばれている。
常に所持する懐中時計風の機械を用いた時間の停止・逆転が奥の手だが、時間操作が及ぶ範囲は狭く効果の持続時間も短い上、限定された状況でしか有効に働かない。ただし第三者でも彼の時計を所持していれば時間操作の効果を受けない為、効果発動後に兵馬から時計を渡せば、時間操作中の範囲でも活動出来る。もっともその場合、時計を手放した兵馬自身が効果の影響を受けるリスクも発生する。
輝子や風郎太が加入する以前の超人課初期メンバーの一人で、爾朗達と共に超人に関わる事件を調査していた。機械工学にも精通しており、エクウスの生みの親。
メガゴンを倒すために米軍のジェット燃料輸送タンク車と貨物車のすれ違いを利用した衝突による大火災を計画する等、たまに未来がわかっているかのような言動をするが、自身の過去はあまり話さず、謎が多く、第9話で、過去に不老不滅の超人である「畑山・森野家」に良く似た7人を幾度か見かけているなど、現在の人間ではない存在を誇示されており、その事実を知られることにより歴史の流れに悪影響を与える危険性により、周囲に明かさなかった。
また、上司の秋田や孫竹博士と共に超人のイメージアップや超人課が関わっている事を揉み消すなど、超人課の暗部に関わっている模様。
神化44年後半ではとある理由で超人課を抜け出して逃走する爾朗を危険分子とし、捕獲しようと奮闘する。
神化47年
超人課に所属し、超人課の正式な制服を着用していた。
石川県で調査に来た爾朗を待ち伏せ捕獲しようとした。爾朗の仲間になったアースちゃんに時計を奪われるが、牧大鉄の参戦でアースちゃんは捕獲。共に爾朗を追い詰める。
アースちゃんから「本当はやりたくない」と言われるも、「それが大人のやり方」と反論した。
ネタバレ
ネタバレに関わるので観覧の際に注意を。
その正体は25世紀から来たタイムパトロール隊員『スーパージャガー』。
時空犯罪を犯す『自由歴史主義者』を追って爾朗たちの時代に降り立った彼だが、その犯人こそが元いた25世紀にはすでに絶滅していた『超人』達の存在を知り、超人達の存在を後世まで遺すべく歴史改変に踏み切ったスーパージャガー本人であった。
歴史改変決起後の彼は武装テロチーム『インフェルナル・クイーン』を組織し、南北アメリカを中心に自分たちが独善的に悪と判断した(超人迫害に関わる時代の重要人物含む)者達を、数多の未来技術を利用した超兵器による圧倒的武力で片っ端から暗殺して回っていた。
しかしこの時代に来たばかりの自分との邂逅で、『悪を全て殺し尽くせばきっと何もかもうまくいく』などという短絡的な思想に染まっていた自分に気付き、今までの所業を清算すべくインフェルナル・クイーン暗躍以前の時間へ再度遡行し、テロとは別の方法で超人を守るため、過去の自分を誘き出し迎え撃つための組織として、孫竹博士らと共に超人課を立ち上げ、今の彼に至る。
また、『超人』が絶滅したとされる25世紀で、なぜ彼には肉体を豹のそれに変形させるという”人間離れした”能力があったのか?
それは彼が『豹の姿と戦闘力を組み込まれた改造人間』
ではなく、『人間の姿と知能を組み込まれた豹の生物兵器』
であり、厳密には超『人』とは言えない存在、『スーパー(超)ジャガー(豹)』だったからである。
かつて自身が設立したIQのリーダー「アキラ」がいずれ超人課を抹殺ターゲットにする事を予見しており、時が来れば「アキラ」を倒し現在の自分も消える決意を固め、その機会が遂に訪れ、アキラを打ち倒すが、彼から詳細を聞かされた輝子によりが兵馬の消失を防ぐため、スーパージャガー(過去の)のタイムウォッチを人吉博士に渡し解析を依頼した事で、博士が時間移動の基礎理論を研究・構築した人物に成るという重要な史実が発生し、タイムウォッチの持ち主である兵馬の存在が無ければ時計は博士の手に渡らず時間移動の技術も生まれず、また、兵馬が消えれば後の歴史が大きく変わってしまうという状況が起きたことで、「特異点」のような存在となり、消失は回避された。