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2012年のアルビレックス新潟【後】の編集履歴

2016-05-14 02:11:21 バージョン

2012年のアルビレックス新潟【後】

にせんじゅうにねんのあるびれっくすにいがたこうはん

2012年のアルビレックス新潟【後】とはJリーグディビジョン1に属する小さなサッカークラブに起こった大きな奇跡の物語である

こちらの記事を先に読むことをお勧めします

2012年のアルビレックス新潟【前】

新監督がやって来た

6月11日、アルビレックスの新監督として柳下正明氏が正式に就任する、氏が掲げた目標は「J1残留」。アルビレックス新潟の運命はこの人が握ることになる

新監督就任~希望が潰えるまで

新たに就任した柳下監督の下、チームは徐々に戦績を上げていく、もっとも全く得点できなかった攻撃陣が覚醒したわけでない、守護神東口選手を中心とした強固なDFラインを構成したのである。そのおかげでまっっったく点が取れなくともドローに持ち込んだり虎の子の1点を守り切るまさに薄氷を踏む勝ち点の積み上げ方になる。さらに故障していたキム・ジンス選手の復帰後は彼のアグレッシブさを活かしかつてズタズタだった左サイドが唯一の突破口にすらなっていた。恐ろしいことにこの時東口選手は1試合平均0.98点の失点という驚愕の数字を叩き出している、そんな鉄壁のDFに支えられ1度は降格圏を抜け出すが、その後はズルズルと負けが込み10月6日の第28節ホームヴィッセル神戸戦終了時点での成績は7勝9分12敗勝ち点29得失点差-7(得点22失点29)で降格圏の17位で残留圏までは勝ち点が開いており、もはや負けることが許されない状況となっていた。ここまで死にかけながら持ち堪えているのは東口選手を中心としたJリーグ屈指の強固なDFラインのおかげである。「東口やDFのみんながゴールを守ってくれればひょっとしたら残留はできるはずだ」サポーターの誰もがそう思っていた、いやそこには確かに希望があった。あの日までは...

希望はすべて儚い秋の夢

10月13日、アルビレックス新潟とザスパ草津のU-23チームの練習試合がアルビレックス新潟クラブハウスで行われ、前半20分にGK東口順昭選手が競り合いの中で昨年に痛めたヒザを負傷。繰り返す、東口選手、負傷。

今季、ジュビロ磐田戦の6失点を入れても平均失点0.98とJリーグダントツの堅守と安定感を持ち、J1の各クラブから引き抜きの対象として、そして新潟がどう引き抜きを阻止するのかが注目されていた新潟の守護神が、新潟の希望が居なくなってしまった。全て幻となってしまった...

そして翌日怪我の全容が判明。右ひざ前十字靭帯再断裂、及び内側側副靭帯損傷のため、全治8ヶ月

ごめんなさいなんか新潟がなんかしましたか?何故こうも試練を与えになるのですか?

そして

東口選手のまさかの離脱により窮地にたたされたアルビ、第二GK黒河選手が獅子奮迅の活躍でゴールを守るがいかんせん得点が少なすぎる、残り2試合を残し8勝10分14敗勝ち点34で相変わらず17位、もはや引き分けすら許されない、残り試合全勝しなければならないまさに崖っぷちに立たされる。ここからは残り試合をすべて書き起こす。

DREAMVSベガルタ仙台

11月24日。アウェイでの対ベガルタ仙台戦負ければJ2降格決定のアルビ、この試合は絶対に落とせない。対するベガルタ仙台も負ければ優勝の可能性が消滅するため、何が何でも勝ちたい。

試合は優勝争い真っただ中のベガルタ仙台が主導権を握るがアルビは気迫の守備で得点を許さない、前半17分、右サイドからの崩しでミシェウ選手から上手くPA内に入ったMF三門選手へつないでマイナスのクロスを左サイドを駆け上がったDFキム・ジンス選手がドフリーで上手く流し込んでアルビが先制する。

その後は目の色を変えて攻めあがるベガルタに一方的に押し込まれる展開になる。

チーム一丸でボコボコと放り込まれるロングボールを跳ね返し、雨アラレのように打たれるシュートから頑強にゴールを守り続ける。そして29本ものシュートを防いだアルビが0-1で勝利、残留へ希望の光が見えてくると同時にベガルタの敗戦でサンフレッチェ広島の優勝が決定、とりあえず森保監督、千葉和彦選手おめでとう。

なお、仙台戦と時を同じくして行われていたガンバ大阪FC東京の一戦は2-2のドロー、さらに2時間後に行われたヴィッセル神戸柏レイソルの試合は1-0で柏が勝利している。その結果、勝ち点37で新潟、38でガンバ、39でヴィッセルというまさに団子状態でJ1最終節を迎えることになる。最終節のカードはガンバ大阪VSジュビロ磐田、ヴィッセル神戸VSサンフレッチェ広島であり、新潟が勝利して、両チームが引き分け以下であれば、新潟の残留が決まる。

柳下監督、最終戦ベンチ入りできず

そしてベガルタ仙台戦で審判に異を唱え退席処分となった柳下監督が最終戦の指揮を取れないことが決定、これはPA内で倒されたにも関わらずPKでなかった事に腹を立て抗議、この試合では既にミシェウが警告累積で次節出場停止が確定しており既に警告累積でリーチに達していたブルーノ・ロペス選手も執拗に抗議して更に警告を受けて次節出場停止処分を受けることを避けるため、そして選手が落ち着く時間を稼ぐ意図で柳下監督がレフェリーに猛抗議したのである。最終戦、運命の試合の指揮を執るのは栗原克志ヘッドコーチである

それは僕たちの奇跡、ホーム最終戦VSコンサドーレ札幌

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