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74式戦車の編集履歴2016/05/31 18:10:13 版
編集者:フィッターR
編集内容:後継についての記述に機動戦闘車を追加

陸上自衛隊の戦後第二世代主力戦車

その名の通り1974年に制式化された。

亀甲形鋳造砲塔に105mmライフル戦車砲装備という第二世代主力戦車のスタンダードに加え、独自の油気圧サスペンションによる姿勢制御システムを備えている。

性能は西側第二世代主力戦車の水準を満たしていたものの第二世代としては最後発であり、制式採用後にレオパルト2M1エイブラムスなどの第三世代主力戦車が次々と登場したため、早い時期に陳腐化が進んだことは否めない。

第三世代主力戦車の90式戦車がほぼ北海道限定運用のため40年近くにわたって本州防衛の任を負ってきたが、今後は10式戦車および機動戦闘車への置換により順次退役が予定されている。

ライセンス製造した105mmライフル砲(英国ロイヤル・オードナンス社製51口経105mmライフル砲L7A1)には英国製砲弾をライセンス製造した(L28A1 APDS)と75式HEP-T弾(M393 HEP弾 HESH)を採用していたが、1984年よりM735 APFSDSが追加され、現在では国産の93式装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)や91式多目的対戦車榴弾(HEAT-MP)などが使用されている。

2軸ジャイロによる砲安定装置も搭載されており、行進間射撃も可能となっている。

夜間戦闘用にアクティブ型赤外線暗視装置が追加されたが、赤外線フィルターを外すことで白色投光器としても使用する事も出来る。。

1991年雲仙普賢岳の噴火の際、夜間に火砕流発生の警戒監視にこの投光器を使用するアイデアが採用されており、災害派遣されている。

2011年東日本大震災による福島第一原発事故において、放射性瓦礫除去のためにドーザーブレード(排土板)を装備した74式戦車が投入された。通常のブルドーザーに無い対NBC兵器防御を備えた戦車ならではの用途である。

老戦車ではあるが、戦後最大の国難でこのような任務を任せられるのは胸が熱くなる話である。

しかし、間もなくリモコン操作式ブルドーザーが投入されたため、実際に作業に当たる事なく撤収した。

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