薬師
昔の言い方で「医師」
外科医療技術は近代に入って発展が急速に進んだものであり、昔の医師の重要な仕事は病気の診断とそれに見合った薬の処方、そして薬の調合と新薬の開発であった。(勿論怪我の治療なども行ったが、縫合以上に高度な技術は無かった)
このため医師を指して「薬の専門家」つまり「薬師」と呼んだ。
当時は漢方がベースで、さらに日本独自の薬学が加えられたもの。
中国の書物を読めるのは僧侶だけだったため、兼業する者も多く存在していた。
薬は戦国時代から需要が高まり「軍事物資」として重宝されるようになり
流通も大名が管理する等して、直属の薬師(今で言えば軍医)なども存在するようになった。