マーチシュート乱れ撃ち
まーちしゅーとみだれうち
概要
『スマイルプリキュア』第23話にて、分身した若いマジョリーナに対してキュアマーチが使用した技。
通常のマーチシュートの際に生成する風のボールを無数に作り出して乱打する荒業である。
この無茶ぶりを理解するためには、『スマイルプリキュア!』における必殺技は「1回使うだけで激しく疲労するものであり、連続使用は難しい」という前提を踏まえておく必要がある。
キャンディ救出の為、バッドエンド王国に突入したプリキュア達は幹部達と対決。
マーチはマジョリーナと戦うが、若返った上に分身の術まで駆使するマジョリーナに大苦戦。
必殺技マーチシュートを繰り出すも分身の一人を倒しただけで、絶体絶命かと思われた。
しかし彼女は挫けない。
「どれが本物かなんて、考えたってわかんないよ! 直球勝負だ!!」
渾身の絶叫とともに全身全霊の力を振り絞って無数の風のボールを生み出し、シュートの乱れ打ち。驚愕するマジョリーナを全ての分身もろとも粉砕し、勝利する。
だがその分、疲労度も大きく、5人の中で唯一、膝から崩れ落ち、倒れた。
「本体を見抜けないなら全員攻撃すればいい」という直球思考に加え、必殺技を撃つ際の消耗が強調されてきた今作においてそれを乱れ打ちして見せた姿は、絶叫と共に無数の光弾を生成する様も合わせてマーチの男前っぷりを存分に発揮して見せた名シーンである。
ちなみにマーチは第5話でマジョリーナが生み出した分身するアカンベェにマーチシュートをはずしており、それのリベンジを果たしたとも言える。
再披露
45話で再披露し、再び無数の分身マジョリーナを蹴散らしたが、キャンディの幻に騙されてしまい、とどめを刺すには至らなかった。ちなみにその際「自分の蹴った光球の前に(着弾までに間がある速さで)回り込む」という割ととんでもない芸当を見せている。
完全に余談だが、30分前の世界にもイメージカラーが緑色で乱射技を使用する人がいたりする。