E31
いーさんじゅういち
かつて西武鉄道が製造・運用していた電気機関車
1986年から翌年にかけて自社の所沢車両工場で4両が製造された軸配置B-Bの電気機関車。
E31を名乗る電気機関車はこれが2代目で、初代はに東芝で3両が製造された凸型機を模倣して、所沢車両工場で1955年に新製された1両が後年の改番に際してE31形の形式称号を付与されたもの。
見た目は私鉄最大と評された電気機関車E851を小型化したようなもので、側面機器室の上部には電気機関車には珍しく大型の窓が4つ並んでいる。
塗装はクリーム色に朱色の3本の帯というE851形の塗装を反転させたようなデザインになっており、電車用台車を使用したことによる短足感を感じさせないために車体下部を黒く塗りつぶしている。
台車は旧型国電80系の廃車発生品で、主電動機も351系で使用されていたものを転用した130kWの直流電動機を4基搭載、吊り掛け駆動で動力を伝達する。