機動戦士ガンダムSEEDDESTINYに登場するアスラン・ザラ専用モビルスーツ。
略称は隠者(いんじゃ。インフィニット・ジャスティスから)、無限正義など。
概要
ZGMF-X09Aジャスティスの後継機。
ストライクフリーダムの設定錯綜に巻き込まれ、名称変更問題や、実は量産計画があったなど謎の没設定がある。
武装はおなじみの高出力ビームライフル、サーベル二本とその連結ハルバードはもちろん、アンカーや巨大ビームサーベルとしても使用可能な大型ビームブーメランなど、多数の武器が内蔵された堅牢なビームシールドを装備。
また脛にもグリフォンビームブレイドなる兵器を搭載し、蹴りと斬撃を同時に行うことが出来るなど、ジャスティスに比べ更に格闘戦に特化した武装を持ち、格闘用武装の数は後年に登場したエクシアやダブルオーのセブンソード、ビギニングガンダムにも劣らない。
また、バックパックの「ファトゥム」もバージョンアップし、
翼部分・突撃用の打突部分などに大量のビーム刃を仕込んでいる。
劇中の活躍
作品終盤ではファトゥムを用いて戦艦ミネルバを横から一気に貫通・撃沈するとんでもない性能を見せた。
挙句の果てには直系数十キロはあると思われる巨大レーザー砲、レクイエムに打ち込み破壊に成功している。
更に説得によりシン・アスカの精神状態が不安定だった事も計算に入るとは言え、シンの突撃思考の戦法を読みきった兵器のコンビネーションとアスランの「待ち」の戦法により、デスティニーを無傷で圧倒・撃墜した。
デザイン面ではジャスティスに比べ、鋭角的かつ情報を整理された洗練したフォルムを持つ。
プラモデル・マスターグレード版ではSEED系列最後発ということもあり、全MG中屈指のプロポーション・稼動範囲を誇った。
本編登場が遅く、本機は数回の戦闘しか行わなかったため、あまり戦術バリエーションの豊富さを見ることは出来なかったが、「主人公機を普通に撃墜する」と言う前代未聞の大金(禁?)星を上げた為、視聴者の脳裏には強く焼きついているケースが多い。
また、メディアミックスのゲームでは毎回優遇された性能を持つ。
機動戦士ガンダム エクストリームバーサスにも登場が決定しており、活躍が期待される。