私の一番の友達の話をしよう。でも――生きてたらね…
概要
楯無高校の2年A組の生徒。鶴姫しずかのクラスメイトで、相棒。
以前は帰宅部であったが、無名校の大洗女子学園の戦車道全国大会優勝という「伝説」に衝撃と感銘を受け、戦車道を始めようと決意。10年前に戦車道部が廃止されていることを知り、途方に暮れていたところへしずかの誘いを受け、ともに「強襲戦車競技(タンカスロン)」を始めることとなる。
九七式軽装甲車の操縦手と整備を担当。素人ながらもマニュアルや初心者サイト等を参考にしつつ、手探りで戦車の整備を学び、車輌を実戦可能な状態にまで調整した努力家。独学で身に着けた整備スキルはベテランのお墨付きをもらうほど。
しずかに面と向かって「馬になってくれ」と言われた挙句、操縦練習中にストッキング越しの素足で首周りや背中を小突き回されることに妙な快感を覚えてしまい、とんでもない夢を見る羽目に……。
相手に堂々と喧嘩を売るしずかの振る舞いにはヒヤヒヤさせられっぱなしだが、何かとストレートな彼女の言動にはすっかり絆されている。しずかの初めての友達として鶴姫家では公認の存在。
自分に大きな影響を与えた大洗チームには尊敬と畏怖の念を抱いており、特に天才整備班のファン。他のメンバーについてもある程度の知識を持っているが、肝心の隊長の顔はよく憶えていないのか、大洗に訪れた際に偶然本人と会話する機会があったにも関わらず、まったく気付いていなかった。ちなみに単行本第1巻のカバー裏では、本来なら軍神にしか見えていない様子が窺える。