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ノヴゴロドの編集履歴

2016/06/18 17:33:14 版

編集者:Zairych

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曖昧さ回避

  1. ノヴゴロド - ロシア・ノヴゴロド州の州都
  2. ノヴゴロド - 小惑星の名称
  3. 砲艦ノヴゴロド - ロシアで開発された砲艦。本稿で解説

概要

ロシアで開発された、河川での砲撃戦※を想定し設計された浮かぶパンケーキ、もとい砲艦(一般にはモニター艦として扱われる)。

円形の船体が特徴である。姉妹艦にヴァイス・アドミラル・ポポフがあるがこちらはサイズが大きい。

※日本ではおよそ信じられないかも知れないが、大陸の川は軍艦が余裕で航行できるくらいにとにかく広い。そしてでかい。ついでに言うなら水の流れも殆ど止まっているも同然で、我々日本人の感覚からすれば湖か海かと言わんばかりである(NHKの「名曲アルバム」辺りを観れば、そこそこ想像はつくかもしれない)。

逆に欧州などの人間が日本の河川を見ると、「日本の川はまるでのようだ」と思ってしまうこともあるとかないとか。

開発

この変態戦艦を考案したのはロシアのフィッシャー提督ことアンドレイ・ポポフ提督。

「川で撃ちあうための戦艦」として、空前絶後の円形の船体を採用した。

その姿は川に浮かぶ鋼鉄のパンケーキ、あるいは水上のUFO

当然ながらこんな船体ではまともに航行することすらできず、更には主砲を撃つと反動で船体が回ってしまったとか。

仕様

転覆を防ぐため、船体は直径30m程の円形をしている(正確には全長の方が少し長い)。さらに、通常の船とは異なり、河での座礁を防ぐため船底は平らである。

排水量(平たく言えば軍艦の規模を表す)は約2500トン。

主砲は28cmの2門連装砲を搭載、その他にも86mm砲も装備している。

機関はボイラー8基で6個のスクリューを回すというものであった(後にボイラー、スクリュー共に2基減らされた)。しかし、いざ運用してみると速力はわずか6.5ノット(約12㎞)しか出せなかった。

経歴

1872年に起工、翌1873年に進水。完成は1874年となっている(ヴァイス・アドミラル・ポポフは1874年起工、1875年進水、1876年完成)。

2隻共に1903年退役し、1911年に解体のため売却された。

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