2000年6月にブルーリボンHT/HU2M系とHT/HU3K系に平成11年排ガス規制適合を行い、1985年に続いて二度目となる大幅なマイナーチェンジをする形で登場したモデル。
バス愛好家の間ではBRCまたはブルシチと呼ばれている。
車種としては路線車用としてはノンステップバスとワンステップバスが設定され、ツーステップバスは発売開始間もない頃に名古屋ガイドウェイバス、ちばフラワーバス、阪神電鉄、南国交通などの事業者向けに路線車として製造されたが、2002年以降は自家用および高速用のみになった。
車体の前面下部のドア側に今までオプション扱いだったセーフティウィンドウが標準装備され、今までの直線的な形状からセレガRを連想させる曲線の多い形状になった。
フルノンステップバス
ブルーリボンノンステップの登場から2年あまりの2000年に登場。ブルーリボンノンステップから改良された点は少なく、車体の一部の改良にとどまり、他のブルーリボンのワンステップバスモデルなどと共通で前面下部の変更が行われ、セーフティウィンドウが標準化された。
トランスミッションはドイツZF社製オートマチックトランスミッションECOMAT。エンジンはP11C-TI(250馬力)を車体最後部に垂直横置きで搭載。
トヨタ自動車のFCHV-BUSやIMTS-00系気動車のベースモデルになった車両である。
ワンステップバス
従来のワンステップ車に使われていたエンジンが排ガス規制改定によって使えなくなったことからノンステップ車と同じエンジンに変更。ただし搭載される向きが垂直縦置きになっている。
2005年1月のブルーリボンII設定後も生産されていたが、新短期排出ガス規制より2005年8月にハイブリッド車を除いて製造終了。
ハイブリッド車
ブルーリボンシティHIMR
HM-HU1J系
ブルーリボンシティへの移行から1年3ヶ月後の2001年9月に登場。エンジンはKC-代規制車に引き続き、J08C-1M型を搭載。
本モデルよりワンステップバス化(され、さらに、内板色、シート配置、室内灯、握り棒等にノンステップバス標準化仕様がいち早く採用された。
ブルーリボンシティハイブリッド
ACG/BJG-HU8J系
2005年1月、ブルーリボンシティHIMRはノンステップバスへと進化。セレガRと共にHIMRから「ハイブリッドバス」へと名称変更。バッテリーをトヨタ・プリウスのニッケル水素電池へ、インバータユニットを小型化し、これらを屋根上へ搭載することにより、前中扉間をノンステップ化することに成功。ディーゼル・CNG仕様のブルーリボンシティが製造を終了した後も2015年中頃まで製造されていた他、オプションを適用すればツーステップ車も入手できた。
LJG-HU8J系
2010年6月発表。冷房コンプレッサーが電動式に改められて屋根上の本体に組み込まれたことで冷房の筐体が大型化、ホイールが8スタッドボルトからISO対応10スタッドボルトに変更されるという先代モデルとの違いがある。
LNG-HU8J系
2012年5月発表。燃費基準を+5%達成、2012年7月のシートおよびシートベルトに関する保安基準の改正や新ワンマンバス構造要件に適合などの変更がされている。先代モデルとの違いが非常に少なく、見分けるにはリアウィンドウの「平成27年度燃費基準+5%達成車」のステッカーを見るしか無い。