概要
エーレンフェストの下級騎士。マインの護衛(第二部まで)。ローゼマインの側近(第三部以降)。
初登場時で16歳。
おとなしくて地味な色合いの茶色の髪に灰色の瞳。いじめられっこのような雰囲気がにじみ出ている。
家は下級貴族でも下位。
騎獣は天馬。
側近の中では最も長い付き合いであるため、ローゼマインに高く信頼されている。
人物
努力家で苦労人。
貴族でも身分が低いため、身分差がらみの理不尽によく巻き込まれていたという。
生来の魔力が少ないため、魔力の節約に関して研究熱心で、地道で地味だが、無駄が非常に少ない戦いをする。また同様の理由で魔力の感知能力が高い。
騎士であるが、文官仕事も優秀で、文官のように扱われることも多い。
なかなか読める者の少ない古語を理解できる。これは平民のマインでも古語を勉強していることに、貴族のプライドが刺激され、裏で覚えたためである。
主に「重くなりましたね」と笑顔で言ったり、フィリーネの自分への(バレバレな)恋愛感情に気づかなかったりと、女心を理解しない側面もある。
第一部で登場したギルド長の娘フリーダの、契約主ヘンリックは兄である。
不憫属性
・シキコーザの命令違反に巻き込まれて、処刑されかける。
・処刑はされなかったものの、一年間見習いに降格処分される。
・そのため、婚約者であったフレーベルタークの下級貴族に婚約を解消される。
・中級貴族ブリギッテと結婚するために、魔力を中級騎士クラスまで高めるが、破局する。
・魔力を上げすぎたために、魔力、身分ともに釣り合う必要がある結婚先が絶望的なまでに存在しない。
・特に祈ったわけでもないのに、別れの神ユーゲライゼの加護を得る。
などなど、ダームエルは『本好きの下剋上』きっての不憫キャラである。それゆえに、作者の想定以上に、読者に愛されており、キャラクター人気投票では第3位(中間発表)となるほどである。
作中での活躍
第一部
未登場
第二部
魔木トロンベの討伐に騎士団員として参加。トロンベ討伐までのマインの護衛役を、中級騎士シキコーザとともに任される。しかし、マインが平民であることを知るシキコーザは暴走し、マインを害してしまう。ダームエルはシキコーザを止めようとしていたという、マインの弁護から、シキコーザのように処刑はされなかったが、一年間見習いに降格処分となった。以後、マインの護衛を務める。
ビンデバルト伯爵の襲撃の際、マインの護衛として奮闘するも分が悪く、大怪我を受けて倒れる。意識不明中にマインの最高神と五柱の大神の祝福を受ける。