グレル・サトクリフ
ぐれるさとくりふ
「これでも執事DEATH★」
CV:福山潤
漫画『黒執事』に登場する死神。武器はチェーンソー型の死神の鎌(デスサイズ)。
好きな色は赤で、イメージカラー・トレードマークも赤である。
一人称は「アタシ」で語尾が「~ワ」「~ヨ」「~デショ」という典型的な女性口調。
決め台詞は語尾が「DEATH★」(=~デス)。
派手好きで高慢な性格のオネエキャラ。
いい男に対してはハイテンションでドSにしてドM、それ以外(ガキもしくは若造扱いの後輩死神)に対してはサバサバした姉御肌な性格。マダム・レッドとは、共感した同志で協力者の関係だった。
セバスチャンを「セバスちゃん」と呼びベタ惚れしているが、
本命は死神のウィリアムらしい。(出典:公式キャラクターガイド「その執事、集合」)それによると、心は女性(本人曰くレディもしくは乙女)だが、肉体の性別が男性なのは、神様が間違ったと思っている。
劇中での活躍
原作本編第6話(単行本2巻)で、マダム・レッド(アンジェリーナ・ダレス元バーネット男爵夫人)のバーネット邸執事として初登場。
表向きは「気弱でドジなダメ執事」を装っており、常に下がり眉でそそっかしい、地味で冴えない軟弱な青年であった。
執事としての仕事中は、地毛の赤い長髪を黒く染め、前髪を上げ後ろに流し、項の位置で大きなリボンで一つに束ねていた。
シエルとセバスチャンが切り裂きジャック事件の真相に辿り着いた時、
強烈な変貌振り(口調・顔芸)を現した後、その正体を現しマダムと共に二人の前に立ち塞がった。
しかし、シエルを殺すことを躊躇うマダムに失望し、彼女を死神の鎌で心臓を貫き切り捨て、
その際に上着を「アンタに赤を着る資格ないワ」と言って奪った。
その後、シエルの命令を受けたセバスチャンに顔をボコボコに殴られ蹴られ、とどめを刺される寸前、
同僚のウィリアムに蹴りまくられ投げられの追い討ちをかけられながら、
死亡予定者リストにない人間の殺害と、死神の鎌の無許可改造の責任を問われ、
髪を引き摺られて連行されていった。
切り裂きジャック事件後、35話(8巻)で謹慎が解け、37話でファントムハイヴ邸に赤い長髪が落ちているという描写で、再登場が仄めかされた。
正式に再登場を果たしたのは55話(12巻)で、後輩のロナルドと共に、
千人以上の魂の回収、及び動く死体についての調査を担当した。
その過程で、セバスチャン、葬儀屋と交戦したが、
その際(64話/14巻)、葬儀屋の「君もヒトの命を引きずってるねえ」という発言に対し、
グレルは「詮索する男はモテないワヨ」と返している。
葬儀屋のその発言のシーンでは、グレルが未だに羽織っているマダム・レッドの赤い上着(及び彼女を貫き殺した時に開いた上着の穴を修繕した縫い目)が映った。
アニメ版では原作と異なり、切り裂きジャック事件後もちょくちょくと顔を出しており、
セバスチャンに対してストーカー行為を働いては、散々返り討ちにされている。
また謹慎処分ではなく降格処分となり、死神の鎌も見習い用の布切り鋏に格下げされた。
その強烈なキャラもあって、専らコメディーリリーフを担当しており、
最初の狂気じみた風格がなくなり、ただの変態キャラに落ち着いてしまった。