カンテラ

カンテラとは、手さげ式の照明の一種である。

概要

　語源はオランダ語の【kandelaar】からで、明るさの強さを表す単位カンデラの語源ともなっている。

　手さげ式で油を燃料とする照明全般を指し、古くは古代ギリシャ・ローマ文明から存在する。

　日本でいう提灯に近いもので、一般的には傘のような金属製の上蓋にガラス製の面と金属製の骨、同じく金属製の底面部分をもつ、縦長の台形のような形状をしている。

　周囲をガラスや金属で覆っているため風雨に強く、かなり強い風が吹かない限りは消えることはない。

　持ち手として、下げ紐や鉤・金輪の取っ手が付いており、ここを手に持って吊り下げて用いる。

　一般の照明器具としてのみならず、炭鉱での照明としても広く活用された。

　また、夜道を行くための道具というイメージから幽霊や怪物たちの小道具としてもよく描かれる。

関連タグ

道具 照明 ランプ ランタン

ノーム

トンベリ