聖石傳説

せいせきでんせつ

台湾で製作されたスーパーマリオネーションムービー（人形劇によるアクション映画）。日本語吹き替え版がある。

「聖石傳説」とは、2000年に台湾で製作された人形劇の映画である。

作品解説

　台湾の伝統的人形劇「布袋戲」を継承し、「布袋戲」のテレビ番組を制作していた「霹靂社」が、海外進出のために2000年に製作、日本では2002年に公開された。

　400年以上前の中国で、強大な力を持つ「天問石（てんもんせき）」を巡って、正義の武人たちと悪の宇宙人等が戦いをくり広げる。

素還真

　（そかんしん、スホァンジン）

　霹靂布袋戲シリーズ全体の主人公。

　中原武林の賢人で、天問石の背後に陰謀の気配を感じ取り、真相究明に乗り出す。

傲笑紅塵

　（ごうしょうこうじん、アウシャウホンチェン）

　「聖石傳説」の実質的な主人公。

　隠棲している剣の達人。長年付き合いのある剣上卿のため、剣如冰に頼まれて天問石に関わる。

剣如冰

　（るーぴん、ジェンルビン）

　剣上卿の娘。父のために傲笑紅塵や素還真と接触し、天問石を手にいれようとする。

剣上卿

　（けんじょうきょう、ジェンシャンチン）

　かつては人望厚い人物だったが、天問石のために家族や家財を失い、自身も不自由な体になる。天問石の力でかつての栄光を取り戻そうとする。

非善類

　（ひぜんるい、ヒセンルイ）

　個人名ではなく種族名。異次元から来た神秘の生物。天問石を手に入れるためあらゆる手段を尽くす。人間に化けることができる。