「嬉しいねえシーフー。忘れられたかと思ってた」
「戻ってこう伝えろ。まことの龍の戦士が戻るとな」
「おれを誇りに思うと言え、シーフー！」
概要
CV：英語版「イアン・マクシェーン」/日本語版「中尾彬」
金色の瞳をした壮年の雪豹。
カンフーパンダ1の推定40年ほど前に翡翠城の前で拾われたシーフーの養子であり弟子。
カンフーの才能は飛びぬけており、ポーの発言によるとカンフー秘伝の書を1000巻習得している。
また、本編中の強さはマスターファイブを同時に相手取っても、さらにシーフーにも勝てるほど強い。
一人称は字幕や小説版では「おれ」ケロケロエース連載コミカライズ版では「俺」。
二人称はシーフーに対して「シーフー」「お師匠様」「あんた」コミカライズ版では「お前」も。
それ以外は「お前、お前ら」「名前呼び」コミカライズ版では「貴様、キサマ」「アイツ」等。
シーフーは彼を愛しており、同時に才能を見出し修行をつけていた。
その成長は目覚ましく、シーフーも、本人も龍の戦士に選ばれるのは自分だと思っていた。
しかしウーグウェイが邪心があると見抜き却下された際に、シーフーが彼に何も言葉をかけなかった事で激昂。
平和の谷を破壊し、力ずくで龍の巻物を奪いにかかった所をウーグウェイに秘孔を突かれ、モンゴルのチョーゴン刑務所に収監された。
しかしウーグウェイの予感を切っ掛けに脱走。
途中でマスターファイブと相対するが投獄されていたブランクを感じさせず、これを難なく撃破。
そして翡翠城の前でシーフーと20年ぶりの親子の再開を果たすが……。
ここまで見ると単なる悪役に見えるが、劇中の発言を深く考えると、彼は「龍の戦士の力で中国を支配する」と言った類のセリフは発していない。
その代わりにシーフーに誇りに思ってほしかったと愛憎入り混じった感情をぶつけている。ある種のファザコンというべきか。
また、ウーグウェイの言う邪心の内容も語られておらず、具体的な内容は不明。
ちなみに種族的に言うと、シーフーの種族であるレッサーパンダの天敵は雪豹である。
漢字表記は「大龍」。英語表記は「TAI LUNG」また文章で表記されるときは「タイ・ラン」と中黒が常に入っている。
アニメシリーズには彼の甥である「ペン」が登場している。
カンフーパンダ1のオーディオコメンタリーではタイランの生死の詳細は決まっていなかった。
おなじくコメンタリーより、タイランは自分の事をヒーローと思っていて、ポーやマスターファイブを倒して龍の戦士になればシーフーとも和解できると考えていたとの事。
ポーが初めて戦った敵というポジションゆえか、短編作品や本編内でもわずかに言及される事が多い。
さらに日本未発売のゲームでは生きていたタイランがほかの悪党と手を組み復讐に来るといったストーリーも。
しかし少なくとも映画本編系列では死亡しているようで、短いながらも決定的な描写が3にある。
