概要
早ければ1歳半、遅ければ3~4歳くらいの間の幼児に起こることがある、激しい反抗期。その程度やどれくらい続くかは個人差も大きく、イヤイヤ期が全くない子がいる一方、小学校に入るまで続く子もいる(さすがにここまで極端に長くなると発達障害が疑われるが)。何を言っても「イヤー!」と泣き叫び、言う事をきかず暴れたり親の手を振りほどいて走り出そうとしたりする。兄姉のものや、保育園・幼稚園などでの級友の玩具を我先に取り上げようとして喧嘩になることもよくある。2歳前後が特によくあり、「魔の2歳児」とも呼ばれる。
この時期は少しづつ出来ることが増えて言葉も増えていく時期であり、何をやりたいかという主張がはっきりしてくる、しかしまだ言葉の使い方に慣れておらず、自己表現したいことはあっても十分に伝えられないことが多く、自分と他人との区別がついておらず他人の事情を推し量る事ができないため、何故自分のしたいことが通らないのかなかなか納得する事ができない。この上歳の近い下の弟妹が産まれた子だと、さらにその上に親を取られたと思い赤ちゃん返りと重なってさらにイライラが酷くなる子もいる。こうしたいら立ちをうまく言葉にできないことも重なり、激しい癇癪を起こしやすくなる時期でもある。
何を言っても癇癪を起こされるため親の精神的負担も大きい時期ではあるが、言葉が増えて表現の幅が広がり自分の意思をより的確に伝えられるようになってきて、一方でワガママが通らないことを諦められるような精神的成長もしていき徐々に収まってくる。
関連タグ
アイちゃん(プリキュア)…イヤイヤ期を迎える描写がある。