概要
群馬県の中心より西側にある標高1,390mの山。上毛三山(赤城、榛名、妙義)の一つ。
以前の分類では休火山とされていたが、れっきとした火山であり、山頂付近にはカルデラ湖である榛名湖と溶岩ドームである榛名富士がある。
伝承
古来山岳信仰を受けてきた山である。
榛名山に関係する伝承では、巨人ダイダラボッチが、富士山、浅間山、榛名山を競争で作り、あと一息というところで富士山のだいだらぼっちが勝ったという民話や、榛名神社が諏訪神社から井戸を通して食器を借りたという民話や、弘法大師が杖を刺して井戸を掘ったという民話が残っており、山岳信仰が盛んだったことをうかがわせる。
地理
山頂部の榛名湖では、夏季は遊覧船やボート遊び、冬季には氷上ワカサギ釣りが楽しめる。
山の南西麓には榛名神社があり、古来の山岳信仰の一片が見られる。
また麓の榛名町から榛名神社、榛名湖まで、自転車によるヒルクライムレース(榛名山ヒルクライム)が毎年開催されている。
東部には伊香保温泉がある。
メディア関連
- 頭文字D - 「秋名山」として登場。主人公のホームグラウンドである。
しかし頭文字Dの影響により全国から走り屋が集結、夜な夜なバトル(という名の暴走行為)を繰り広げた結果、伊香保温泉方面への道路にはドリフト防止用の段差が取り付けられ観光客にはことさら不評である。