香風タカヒロ
かふうたかひろ
人物像
彫りの深い顔立ちと少し生やした髭がダンディな中年男性。髪は灰色がかった黒。
チノ(母親似)には容姿はあまり似ていないが、父(チノの祖父)には少し似た感じ。
アニメ1期第4羽の次回予告では、幼い頃からシェイカーとか仕込まれていたというが、リゼの自己紹介のパロディのようなので、実際はどんな幼少期だったのかは不明。
かつては軍人で、リゼの父とはライバル関係だったが、任務を通じて親友関係になった。
しかし退役して、父が始めた喫茶店「ラビットハウス」で働くようになる。青山ブルーマウンテンの作品で、父が主人公のモデルになった「うさぎになったバリスタ」でも、「主人公より息子の出番が多かった」とティッピーに言われているので、退役したのは父の生前だったようである。作中では「ジャズをやって経営難を救った」とあり、実際にも似たエピソードがあったらしい。
妻との間に娘のチノが生まれるが、妻を早くに亡くし、父も亡くなったため、チノと二人でラビットハウスを支えるようになる。
……実は、父の意思が飼いうさぎのティッピーに宿っていたが、それはタカヒロとチノだけの秘密であった。
その後、リゼが、そしてココアがアルバイトで勤め始め、ココアは住み込みで同居するようになる。青山さんも一時失職時にバータイムに働くようになり、小説家に戻ってからも時々来てもらっている。
チノのお姉ちゃんとして認められようとするココアには、プライベートでも(次第に)信頼感を抱いているようであり、2年目の夏にはコーヒーメーカーを渡して「これでチノを支えてやってくれ」「笑顔にさせるのは君の仕事さ」と言ってくれた。
ティッピーとは、たまに言い争う――というか、短気なティッピーが一方的に怒り、タカヒロは平然としている。アニメでは、1期12羽のチマメ隊の職業インタビューで「先代までにないお客様の立場に立った接客を」と生前の父の経営方針をばっさり切り捨ててティッピーと揉めた。
アニメではティッピーと共に次回予告コーナーを担当している。
この次回予告の時のタカヒロ、上記のリゼのパロディーを始め、色々と面白い発言をする。
うさぎをあしらった物が好きなようで、うさぎ柄のネクタイをプレゼントされたり、お泊まりしているチマメ隊にボードゲーム「暗黒街のウサギ」を黙って出してくれたりしている。
喫茶店ともバーとも専門外の分野でも、可愛いお弁当をチノに作る、千夜が落ち込むほどのおいしいお菓子を作るなど、割と多才な人でもある。