概要
1994年9月改正から運転されている関空快速と、1999年5月改正から運転されている紀州路快速を併結した列車。
厳密には快速列車の愛称ではなく、種別の1つである。
下りは天王寺か京橋から大阪環状線を一周して天王寺から阪和線に入り、日根野で2列車に分割、それぞれ関西空港・和歌山へ向かう。
上りはその逆で、関西空港と和歌山から来た2列車を日根野で併結、日根野から先は1列車で走る。
直通快速
平日朝ラッシュ時の上りに限り、2008年3月改正から「直通快速」が運転されている。
天王寺までは同じ停車パターンで、大阪環状線内は各駅に停まる。
使用車両
全列車が吹田総合車両所日根野支所の223系・225系で運転される。
223系0番台
1994年4月1日から営業運転を開始。
関空快速運転開始時から使用されている。
関空特快ウイングや臨時特快ウエスト関空も当形式が担当。
223系2500番台
1次車
1999年5月改正での紀州路快速運転開始に伴う編成組み換えによる車両不足解消の為に製造された。
先頭車のみ(クハ222、クモハ223)存在。
2次車
2007年3月改正で223系の運用を増加させる為に2006年度から製造されたグループ。
当番台では初めて中間車が製造された。
3次車
2008年3月の改正に合わせて日根野区の223系が全車4連化されるのに伴い、比較的まとまった数が製造されたグループ。
既存編成との混結を前提にした為、クモハ223+モハ223+クハ222の3連やモハ223単独で製造された車両が多く存在する。
225系5000番台
2010年12月1日の運用開始からは阪和線内での快速運用のみであったが、2011年3月改正より関空・紀州路快速での運用を開始。以後は223系と共通運用となっている。
ちなみにこの形式のみ全編成が4両編成で落成している。
225系5100番台
2016年7月改正より運転開始。
4両編成と6両編成が存在。関空・紀州路快速として使用されるのは4両編成の方である。
4両編成は2編成を併結した運用が存在する為、先頭車間転落防止幌が取り付けられている。
この形式では種別・行先表示がフルカラーLED化されている