下記ネタバレがありますので注意。
覇王龍ズァークは以下の二つの事を指す。
- モンスターカードとしての姿。
- 1つの存在として復活したズァーク本人。
ついに手に入れた
俺は4体の頂点の龍と1つとなり、神にも等しい力を得た!
俺はお前達の望みどおり更に強く! 更に巨大な力の権化となる!!
概要
「マキシマム・クライシス」でOCG化される予定のレベル12・闇属性・ドラゴン族・攻撃力守備力共に4000のモンスターであり、同パックのパッケージも務める。
融合モンスターであり、ペンデュラムモンスターとしての特性も備える。
四種のドラゴンを融合素材にしており、その内の三種はエクストラデッキのモンスターである。
正攻法での融合召喚を行う場合、ドラゴン族融合モンスター専用の『龍の鏡』やシンクロモンスターを素材とする融合モンスター専用の『ミラクルシンクロフュージョン』を使う事が望ましい。
特に、『轟雷帝ザボルグ』を用いて意図的に自分のエクストラデッキを破壊すれば、素材を墓地へ溜める事が容易となる。ミラクルシンクロフュージョンを使う前提なら、素材と共に『捕食植物キメラフレシア』も墓地へ送れば召喚難易度は更に下がる。
アストログラフ・マジシャンとクロノグラフ・マジシャンそれぞれのモンスター効果を使う近道もあり、こちらはドラゴンの化身となる魔術師四種を素材とする事が出来る為、エクストラデッキのモンスター以外のモンスターで賄える事が出来る。
ペンデュラムモンスターでありながらペンデュラム召喚はできない。
同時期に登場するスケール13の覇王門無限が存在するだけに惜しい気もするが、このカードの効果との組み合わせの結果と思われる。
このカードは特殊召喚時に成功する途端、強制的に相手のフィールドのカードを一掃する効果を発動する。強制的に発動する効果なので、一見すると凶悪な効果である。ただし、昨今のカードは破壊をトリガーに効果を発動する効果も増えているため、油断は禁物。
このカードの耐性は相手のカードの殆どに対応するが、対象を取らない破壊以外の処理まではカバーできていない点には気を付けておきたい。また、壊獣等にリリースされない為の工夫も必要ある。
戦闘で相手モンスターを倒すたびに自身の眷属である覇王眷竜モンスター1体をデッキかエクストラデッキから呼びよせる効果を発動できる。
戦闘での破壊、あるいは自分のカードで破壊する事でPゾーンにセッティングする事が出来る。
そして、このカードはPゾーンに送られてもなお更なる効果を発揮する。
Pゾーンにある限り、相手の融合モンスター・シンクロモンスター・エクシーズモンスターの能力を封じる効果、1ターンに1度まで、相手がドローフェイズ以外でデッキから手札を補充するのを妨害する効果を持つ。前者の効果は割と強力であるが、儀式召喚などのエクストラデッキを用いないデッキには全くの無力になる点には気を付けておきたい。後者の効果はドローしたカードを破壊する効果である為、基本的に相手のドローフェイズ以外のドローを牽制するのが主な役目となる。
カードテキスト
OCG版
融合・ペンデュラム・効果モンスター
星12/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
【Pスケール:青1/赤1】
(1):このカードがPゾーンに存在する限り、
相手フィールドの融合・S・Xモンスターは効果を発動できない。
(2):1ターンに1度、相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた時に発動できる。
そのカードを破壊する。
【モンスター効果】
ドラゴン族の融合・S・X・Pモンスター1体ずつ合計4体
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
(2):このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(3):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
デッキ・エクストラデッキから「覇王眷竜」モンスター1体を特殊召喚する。
(4):モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
劇中の活躍
力を求め続けたズァークがアストログラフ・マジシャンのモンスターの力を使い、オッドアイズ・ドラゴン、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン、クリアウィング・シンクロ・ドラゴン、スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンの4体のドラゴンと自身を1つにする事で誕生したドラゴンである。
この覇王竜に対抗できるのは、同じ力を持つデュエリストだけだったが、彼らでさえも蹴散らされてしまう。
もはや人間の欲望の暴走によって生み出された覇王龍を止める手段はないかに思われたが、赤馬零王はどんな過酷な環境にも耐え何億年と繰り返されてきた自然の営みに目をつけ、人間の欲望をものともしない自然エネルギーからカードを4枚作り出す。
父を犠牲にしたくない零王の娘レイはこの4枚のカードを奪い、自身が覇王竜ズァークに行使。
4枚のカードは4つのブレスレットに変化すると共に、覇王竜ズァークは4つの姿と4つのドラゴンに分かれ封印、レイも4つの姿に分かれる。
そしてズァークとレイの姿が分かれると共に世界は4つの次元に分かれ、彼らもそれぞれの次元に転生することとなった。