概要
CV:沢城みゆき
TVアニメ二期のラスボス、通称「闇の女王」。
第一話冒頭の『崩壊した未来』では巨大艦隊を率いてサウンドプラネットに攻め込み、ぴゅ~るランド開園に湧き上がるMIDICITYにブラックホールカノンを撃ち込み、MIDICITYを壊滅に追い込み高笑いしていた(更にこの直後に現れたBUDVIRGINLOGICとダガー・モールスによって、崩壊したMIDICITYは闇に飲まれる事になってしまう)。
アニメ版の忍迅雷音はこの『崩壊した未来』から闇の女王の襲来を止める為にタイムスリップしたが、彼らも「闇の女王がMIDICITYを狙っている」事しか知らず、ダガーと一緒にいたアイレーンが闇の女王かと思いこんでいた。
現在の時間軸ではARCAREAFACTの新人マネージャーとして潜伏し、知名度を上げる為と言いつつシンガンクリムゾンズとの対バンで不正するようチタン以外のメンバーを洗脳していたが、8話にてプラズマジカやメイプル社長に不正を暴かれたのをきっかけにこっそり脱走。
対バンの合間にオリオンのじいを拘束し、事務所にあった高級品(アルゴンの筋トレマシーン等)やセレンの口座といった金品を持ち逃げしていった。
そして10話にてダガーがアイレーン達を取り込み、ダークモンスターとなってプラズマジカに襲い掛かろうとしたその時、本性を現してダークエネルギーを吸収(専用のCGモデルもある)。
自ら正体を明かした後に「ぴゅ~るらんどピュルピュルロックフェスの日、全ての音楽を終わらせる」と宣言した。
フェス当日にも堂々と現れ、まさかの「演奏すらさせない」という強引な手段でシアン達の動きを封じるが…
過去
かつては惑星オルディニスにすむ一人の少女に過ぎず、とても純真かつ芯の強い性格だった。また、「正義こそ力」を信条とし、それを歌にする程心から音楽を愛していた。
惑星オルディニスは「効率と効果」を求める星であり、星民たちは幼少時から英才教育を受け、試験に通らなければ「能力がない」とみなされ社会から排除される、選民思想の社会だった。
親友のアストリアル(声-後藤麻衣)と共に最終試験に合格し、惑星を「正義で満たそう」と誓い合っていた。
最終試験で多くの受験生が脱落し、アストリアルも弱気になる中、それでもヴィクトリアスは目標を見失うことなく、アストリアスを支えながら進んでいった(この時の心情も歌にしており、ミュージカル調になっていた)。しかし、ヴィクトリアスが窮地に陥ると、アストリアルに「助けて」と求める。そんなヴィクトリアスをアストリアルは見捨てて、自分一人だけで進んでいった。
心から信頼していたアストリアルに裏切られたヴィクトリアスのメロディシアンは闇に染まり、憎しみや嫉妬等の負の感情が絶大な力を与えることに気付くと、「闇こそが力」を信条とした現在の人格に豹変。その後もひたすら力を求め続けた末に、サウンドプラネットの侵攻を決めたのだった。
アイレーンが音楽自体に憎しみを抱いていたのに対し、ヴィクトリアスは親友に裏切られたことから憎悪が生まれたのであった。また、両者とも幼少期に厳しい英才教育を受けていたという共通点もある。