プロフィール
国籍 | ロシア |
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専用IS | ミステリアス・レイディ |
学年 | 2年 |
役職 | 生徒会長 |
CV | 斎藤千和 |
- 国籍は自由国籍権を所持しているため。
- 更識家では当主を継いだ者が楯無を名乗るため、「楯無」という名前は本名ではない。彼女は17代目の楯無で、襲名する以前の本名は更識刀奈(さらしきかたな)。
概要
IS学園の生徒会長をつとめ、学園で最強といわれている。妹に更識簪がいる。
専用ISはロシア製の第3世代型IS:霧纒の淑女(ミステリアス・レイディ)。
容姿端麗、頭脳明晰、スタイル抜群の完璧超人であるが、イタズラ好きな猫のような性格でその言動で織斑一夏やその周辺の女性陣達を振り回している。
生徒会長の特権を利用して一夏と同室に入り、それを知らない部屋に入った一夏に裸エプロンにしか見えない水着エプロンで「わたしにします?わたしにします?それともわ・た・し?」と言う発言で一夏と読者に強烈なインパクトを与えた。
当初は生徒会長の立場を利用して一夏や箒らをからかいつつも見守っていたが、妹・簪の一件から一夏との距離が近づき、第8巻終盤には本来他人に明かすことが禁じられている真名を教えるなど、完全に恋心を抱くようになる。ただし、後輩や妹に遠慮してか、アプローチは控えめになっている。
ちなみに本作の他ヒロインにある「◯◯党」と呼ばれるものには、まだ正式な党名はない。
霧纒の淑女(ミステリアス・レイディ)について
第3世代型のISで、メインカラーは水色。
ロシアが設計したISであるグストーイ・トゥマン・モスクヴェの機体データを元に楯無が1人で組み上げたフルスクラッチタイプの機体。ちなみにこのことが簪のコンプレックスの1つになっていた。
装甲が少なく装着者の肌が多く露出されているが、ナノマシンで構成された水のヴェールで機体を覆うことで防御力を保っている。
待機形態は彼女が持っている扇子に付いているアクセサリである(大体の人が『扇子が待機形態』と間違えてる事がよくある。
アクア・クリスタル
アクア・ナノマシンの製造プラント。そこから水のヴェールを展開し、マントのように操縦者の体を包み込むことで射撃武器を無効化する。
状態の操作はある程度変える事は可能であり、精巧な水の分身を作れる。
蒼流旋(そうりゅうせん)
アクア・ナノマシンによって超高周波振動する水を螺旋状に纏ったランス。四門のガトリングガンも装備されている。
水を纏わせなくても単純な打突武器として使用可能。
ラスティー・ネイル
蛇腹剣。蒼流旋と同じように水を纏わせる事で切断力を上げる事が可能である。
清き激情(クリア・パッション)
水蒸気爆発を起こす技。密閉空間において、水のヴェールを濃い霧状にして充満させ、それを一斉に熱に転換する事で対象物を爆破する。
ミストルテインの槍
通常時は防御用に装甲表面を覆っているアクア・ナノマシンを一点に集中、攻性成形することで強力な攻撃力とする一撃必殺の大技でもあり、自らも大怪我を負いかねない諸刃の剣。
破壊エネルギーの総量は気化爆弾4個分に相当する。
麗しきクリースナヤ
ミステリアス・レイディの専用パッケージ。
接続する事でアクア・ナノマシンが高出力状態に移行する。(この際ヴェールが赤く変化する)
この時はミストルテインの槍を連発する事が出来、後述のワンオフ・アビリティーの発動も可能。
沈む床(セックヴァベック)
ミステリアス・レイディのワンオフ・アビリティーの超広範囲指定型空間拘束結界。
対象は周りの空間に沈み、拘束力はAICを遥かに凌ぐ。
MHF-Gとのコラボでは、戦闘時に使用する武器「蒼流旋」がガンランスとして登場している。
アニメでの扱い
原作では「ラウラに続く6人目の(ストーリーに関わるという意味での)メインヒロイン」といえ、「ある意味『準レギュラー』と定義しても過言ではない」極めて重要なポジションであるにもかかわらず、2011年に放送されたアニメ第1期では登場することなく本編が終わってしまい、なおかつOVAにも出なかったため一部からは「更識楯無とナターシャが消されたのはゴルゴムの仕業だ!」とも噂されたりされなかったりで、それで空気を読んだのか、ついには第1期でキャラクターデザインを手掛けた倉嶋丈康本人があるポスターコレクションに彼女のイラストを書き下ろしており(ただし原作とは髪の色が異なりそのイラストでは紺色になっている。仮にアニメ2期で倉嶋が続投した場合でもこのデザインになったのかは不明)、「更識楯無の需要」があることが確認(?)され、2年後の2013年放送のアニメ第2期でついに登場が決定。2013年8月10日には配役が発表された。
かくして、アニメ本編でも登場を果たした楯無会長であったが、アニメのスタッフ曰く「楯無さんを出そうとすると、他のヒロインたちが霞んでしまう」として、脚本で登場シーンを調整しているらしい。
「本名」が明かされるまでの経緯
彼女の本名は先述した通りだが、実は作者である弓弦イズルが「MF文庫J」版の第7巻にて「実際に該当する記述がないにも関わらず、あとがきで本名が明らかになったという誤った記述をする」という大ポカをやらかしてしまい、楯無ファンはおろか「メインヒロインとされている篠ノ之箒を( ゜∀゜)o彡゜モッピー!モッピー!とバカにしているアンチファース党の面々」ですら「作者よ何やってんだ!」と糾弾したのは言うまでもない。のちに弓弦は自らのブログで「その話はなかったことにしてくれ」と謝罪している。
なお「7巻のあとがき」は新装版では別の内容に修正されているが、新装版8巻において「公式に」本名が判明した今となっては、ISファンも「別にいいや」的な反応だったりする。