概要
国民に安定した雇用機会を確保することを目的として国(厚生労働省)が設置する行政機関である。略称は職安(しょくあん)、愛称はハローワーク。
主に職業紹介、雇用保険の加入手続き、失業給付の支給などを業務としている。近年は生活保護受給者の就労支援等も積極に行っており、市や県など自治体との連結も不可欠となってきた。
職員として配置される者は厚生労働事務官であるが、窓口で相談対応をしている者はほとんどが非正規雇用の相談員である。
ある程度以上の年齢で役職がついた正規職員は奥にいることが多いため、窓口対応を行う正規職員には若手が多い。
近年は雇用情勢の回復に伴い、小規模のものは統廃合される傾向にあるが、近くにあったハローワークがなくなって不便になったなどの声もあり、行政のスリム化が求められている昨今においても予算削減の仕方を疑問視する声がある。
現実に、求職者支援のための新制度の拡充や雇用保険料率の引き下げが相次いで行われ、財源が確保されないままに業務量が増えるため、さらなる人員削減という悪循環。国の仕事の安定を守るはずの組織の職員が仕事に疲弊しているという現状がある。また、前述の通り職員のほとんどが非正規雇用であるため、契約が更新されなければ直ぐ様窓口の反対側に行くことになる。
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おそ松さん:2016年までイメージキャラクターとして採用され、全国のハローワークにポスターが貼られていた。