概要
魔法陣グルグルの登場人物。その凄まじいインパクトを誇るキャラクターから絶大な人気を得ている。
スピンオフ作品「舞勇伝キタキタ」ではついに主役に上り詰めた。
アニメ版の声優は緒方賢一。ちなみに緒方氏がキャラを気に入って親父のコスプレ姿でアフレコしたこともある。
ガンガンONLINEで開催された人気投票では第4位にランクイン。獲得票数は1780票。
中間結果ではニケに6票差で勝ち越すも、主人公パワーに押されたのか402票差で追い抜かされる。
ちなみに第3位はジュジュ。彼女との票差は118票差。
人物
本名はアドバーグ・エルドル。通称は「おやじ」「おやじさん」。
かつてはキタの町の町長で、貧しい田舎町だった同地を豊かにすべく、町興しの一環として古来より伝わる聖なる踊りキタキタ踊りを見世物にし、町興しに成功する。
だが、門外不出の仕来りであった踊りを部外者に広く公開したことが神の怒りにふれたのか、本来の踊り手である女子が生まれなくなってしまう。
その責を負う形で自らがキタキタ踊りの踊り手となるが、このせいで観光客は激減、町長の座を追われることとなる。
その後は町の宿屋の主人の傍ら、キタキタ踊りの後継者を探し、更にそれを世に広めるべくひたすらキタキタ踊りを踊る日々が続いている。
だが、彼の踊るキタキタ踊りは気持ち悪いの一言に尽き、大抵の人間には変態扱いされ、あまつさえ、魔物にすら気持ち悪がられ、避けられることがほとんどである。(一応、一部の魔物や人間にウケたこともあったが、あまりにしつこくやりすぎたために飽きられてしまう描写もある。)
また、一人でも多くの人間に自分の踊りを見てもらいたいという気持ちが強すぎて、すぐ暴走し所構わず踊りだすという、始末に負えない癖を持つトラブルメーカーでもある。
作品中でキャラクターのHPが表示されることがあるが、彼のそれはHP1650と桁違いの数値である。
(参考までに、原作最初のボスキャラカセギゴールドがHP30、中盤に登場したボス悪魔サタナチアのHPが190、雑魚キャラのタテジワネズミ・クロコに至っては2~3しかない。)
劇中での活躍
魔法陣グルグル
無理矢理同行する形で勇者たちとパーティを組み旅をする傍ら、キタキタ踊りを広めようと画策する。
基本的にはひたすら踊っているだけで、敵味方からうっとおしがられるだけの存在であるが、
尻の動きが強力な魔神を召喚する魔法陣になっていたり、
装備の力ではあるが敵の攻撃に一人だけ耐え注意を引きつけるなど、要所要所で役に立つこともある。
また、ひたすら踊り続けたためか体が鍛え抜かれており、大抵のモンスターはキタキタ踊りで撃退してしまうほど。
尚、おやじ自身はこれをキタキタ踊りの力であると言っている。
勇者たちとは最後まで同行し、魔王ギリの封印の際にはどさくさにまぎれ、
グルグルとキタキタ踊りの力で封印したことにしてしまう。
このことは後の舞勇伝キタキタの冒頭でも語られる。
舞勇伝キタキタ
魔法陣グルグルで世界平和に導いた実績をかさに各地にキタキタの像なる建造物を設立する。
おやじ自身は相変わらず後継者を探し続け、世界各地を放浪していた。
その途中、勇者を目指す少年チキを無理矢理後継者に指名し、彼に指導する形で旅に出る。
その道中立ち寄ったモヨリ城で、城の王女ルータが魔物にさらわれたことを知りこれを救助する。
その後、魔物に襲われ壊滅したモヨリ城を元に戻すため、ルータ王女を仲間にし再び旅立つ。
魔法陣グルグル2
ニケ達一行がキタの町を再訪し、町長から宿屋を勧められた際
おやじは後継者探しの旅からまったく帰ってこないため、宿屋は現在他の人が経営を引き継いでいることが判明している。
しかし、黒マントで変装をした姿でキタの町に戻ってきたおやじは
ニケとククリが魔王出現を捜査する旅に出たと聞き2人を追う。
その道中、マズロカの町の呪いをキタキタ踊りで解いたり
悪霊の軍団を退治したりと舞勇伝を作りながらも
サビーナ山のダンジョンに向かうニケ達一行に出会い、彼らと一緒にパーティーを組みダンジョンに挑む。