なまけとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場する特性の一種である。
データ
初出 | 第3世代 |
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効果 | 技を使った次のターンに技を使うことができない |
概要
「この特性を持つポケモンが技を使った次のターン、技を使うことができない」という効果を持つ。
要するに2ターンに1回しか技を使えない。たとえそれが「なまける」を使った後であっても。
このため、「ソーラービーム」のような1ターン溜める技は必ず失敗する。1ターン目に溜める動作自体が技を使った判定にカウントされるので、肝心の次のターンはなまけてしまうからである。
ただあくまで技を使えないであって交代は問題なくできる。ただし、反動で動けなくなる技(「ギガインパクト」など)を使った場合「反動で動けない効果」の方が優先され、交代も封じられてしまうので注意。
この特性の効果で動けない時は「○○は なまけている!」というメッセージが出る。
この特性を持つポケモンはナマケロ・ケッキング・アイアント(隠れ特性)のみ。
ケッキングは「こうげき」こそトップクラスだが、この特性によってリミッターがかけられた状態になっており、そのままだと扱いにくいポケモンになっている。
それでも登場した第3世代当初はただ闇雲に大技を振り回しているだけでも強かったが、第4世代以降「きあいのタスキ」などの登場によって鳴りを潜めてしまった。
ダブル/トリプルであれば、「スキルスワップ」「いえき」など特性を書き換える手段を使うことで覚醒させることもできる(ただし「なやみのタネ」「シンプルビーム」など効かないものもある)。
アイアントは「なかまづくり」を覚えられるので、これを使って「なまけ」を相手に伝染させるという芸当ができ、特性に依存しているポケモンを一気に無力化させることができる。
自身には「だっしゅつボタン」を持たせて後続に繋げるのも有効。