『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』に登場するサイバーマシン(レースカー)で、それに搭載されているAIシステム。またはその製作に掛かるプロジェクトの総称である。
cv:小野健一
概要
ハヤトの父親風見広之が開発した高度な成長学習機能を備えたサイバーシステム(CS)用のスーパーニューロコンピューター。
特徴の一つとして、ドライバー登録システムで、初めて登録されたドライバー以外は認識せず運転することが出来ないが、チームメンバーを登録する事で意思疏通は可能である。
本来マシンを搬送するためだけに運転したハヤトが一番最初の搭乗者だったため、ドライバーとして登録されている。
他のCSと異なる点は、言葉を話したり、感情を理解できるなど、キャラクターとしての個性を持っていることである。操縦者の技量や心情を考慮する機能を与えられたことにより、成長に合わせ進化できるようになっておりオーガようなマシンとドライバーとの対立は発生せず、共に成長するという仕様はハヤトの成長の一助にもなっていた。
また、軍事目的での利用を恐れた広之は、CSアスラーダの移植を防ぐプロテクトを施し、解除するためのシステム転送用のソフトと「ユメヲジツゲンスルタメニイキル」のパスワードを持たせた。
マシン概要
アスラーダGSX(ASURADA GSX)
元々はミッシングリンクの開発部門においてサイバーシステム(CS)「アスラーダ」の実験を目的として開発された車両。
2015年初頭に、開発者である風見広之によって、CSアスラーダもろとも日本に送られ、富士岡クオリファイ直前にスゴウチームの手に渡る。
スゴウにおいて追加パーツが製造され、それらと換装することで、
- サーキットモード:通常仕様
- ラリーモード:荒れ地での走行用
- エアロモード:高速仕様。
の変更が可能な設計になっており、あらゆる環境に適合できる汎用性を持つ。
エンジン:スゴウ製V10水素エンジン
ドライバー:風見ハヤト
スーパーアスラーダ01(SUPER ASURADA01)
風見広之がCSアスラーダを搭載することを前提に独自に開発・製造した車両。
サイバーフォーミュラ史上初となる、サーキットモード・エアロモード・ラリーモードの3段以上の変形機構を有する車両。
スーパーアスラーダ SA-01/C(SUPER ASURADA SA-01/C)
スーパーアスラーダ01からラリーモードを撤去し軽量化を図り、ウィングなどのパーツに手直しを加えたマイナーチェンジ版。
スーパーアスラーダ AKF-11(SUPER ASURADA AKF-11)
風見広之と共にアスラーダ開発に携わったマシンデザイナー、クレア・フォートランによるスーパーアスラーダの大幅なアップデート版。
01に比べ、見た目にも空力的により洗練された形状となった。
「AKF」はアスラーダ(Asurada)、風見(Kazami)、フォートラン(Fortran)のイニシャルを取ったもので、AKF-11の「11」は『イレブン』ではなく、『ダブルワン』と読む。
νアスラーダ AKF-0(ν-ASURADA AKF-0)
クレアが開発したスーパーアスラーダのフルモデルチェンジ版。変形機構にレアメタル(形状記憶合金)を採用したことにより瞬時の変形が可能となり、空力的にもAKF-11に比べさらに洗練された。2段加速のブースト(スパイラルブースト)を備える。 変形機構はAKF-11と同じくサーキットモード、エアロモードのふたつだが、偶発的にリフティングターンのための変形が発見されたため、リフティングターンを用いる時は、その形状となる。
νアスラーダ AKF-0/G(ν-ASURADA AKF-0/G)
AKF-0にGIO社製のエンジンを搭載したもの。2022年に投入された。従来のAKF-0よりもエンジンがパワーアップされている。
νアスラーダ AKF-0/GⅡ(ν-ASURADA AKF-0/GⅡ)
ゲーム版のみで登場。νアスラーダAKF-0/Gのアップデート版。
AKF-0/B ネメシス(AKF-0/B NEMESIS)
ゲーム版のみで登場。車体はνアスラーダAKF-0と同一のものであるが、サイバーシステムがアスラーダからネメシスに変更されている。