サイバーマシン
さいばーましん
人工知能サポートシステム「サイバーシステム」を搭載し、その適切なアドバイスで人間の限界以上の走行を可能とし最高速度400km/hオーバーを実現するレースマシン。動力には水素エンジンもしくは超伝導リニアホイール等を採用し、追加速を得るためのブースト機構などを有する。F1などの他のレースと異なり、サイバーシステム(以下、CS)と呼ばれるコンピュータシステムが車体全般を管制することが最大の特徴となっている。この車体が誕生して以降F1等は全盛期よりも人気が低迷する。黎明期ではマシンの特性が未成熟な上、能力を理解出来ず、事故も多発し死傷者も出した。ミキの恋人もその犠牲になっている(月刊アニメディア91年 小冊子『プロの達人』収録 <ミキのメロディ>参照)。
車両規格については 自由な発想を促すため 過度の軽量化を抑え安全性を確保すべく他のフォーミュラ規格より重めの最低重量が設定されている以外、エンジン種別や排気量、車輪数、アクティブ制御や可変空力制御のような走行補正技術の採用 など車両についての厳格なレギュレーション規制が共通のタイヤで走行する以外存在しないため、参加車両は アスラーダGSXなどの市販車に近い形状の4輪車からスーパーアスラーダなどのフォーミュラカーに近いタイプのものまでボディ形状は各種あるほか4輪車以外にも6輪車、8輪車といった多輪車など外観が多彩でバラエティーに富んだものとなっている他、アクティブサスや可変翼などの先進技術は積極的に搭載され 多段式の可変機構を持つ車両も存在する。
だが、第10回大会のスーパーアスラーダによる可変マシンが上位に優勝して以降、その後の大会にはラリー制や複座の廃止等の制約改訂、可変式の大頭と自由な発想を持ってのレースが出来なくなっている。
サイバーフォーミュラでは、この定義を突き崩すマシン、アルザードが現れた。
また、同種の制御システムを持つ サイバーバイカーズという二輪車レースも行われている。