概要
始祖「ユミル・フリッツ」が「大地の悪魔」と契約して手に入れた巨人の力を、その死後に九つに分割し、その武力をもって作り上げた帝国。またはその人々。
歴史
エルディア帝国は九つの巨人>の力を得て大国マーレを倒し、1700年程大陸の支配者となった。多民族から土地や財産を奪い、繁殖させ人口を増加させた。
だが、内部工作による弱体化や他の8つの巨人との内戦を嫌う当時のフリッツ王が『始祖の巨人』を継承し、国民と共にパラディ島に移住する。
その後、マーレによって、所有していた九つの巨人の力のうち七つを奪われ、帝国は崩壊。革命軍や復権派等の勢力も壊滅。また、国王と共にパラディ島に移住できず大陸に残されたエルディア人やフリッツ王に反対した王族などは復活したマーレにより、現在に至るまで隔離政策が施され、強制収容区で暮らしている。
エルディア人
始祖「ユミル・フリッツ」の末裔である人々であり、巨人化できる人種全てを指す。
よって、パラディ島に存在する人類も移住したエルディア人の末裔にあたる。
別名「ユミルの民」。
上記により大昔に巨人の力によって大陸を支配していたため、マーレや他国からは危険視されている存在。
また、巨人化できる体質からマーレ人はエルディア人を同じ人間としてみていない者も多く、「悪魔の血」・「悪魔の民」として軽蔑対象となっている。
収容区で暮らすエルディア人は、市内とは壁を隔てて暮らしており、屋外に出るには腕章の着用が義務付けされ、市内に出るには外出許可書が必須。
違反した場合は、子供であっても強制労働や制裁が科せられ、最悪楽園送りとなる。
名誉マーレ人
詳しくはマーレの項目を参照。
「戦士」となったエルディア人の家族は、マーレ国の中でも自由に暮らすことができる。
エルディア復興派
マーレの内通者である、通称フクロウによって組織された、エルディア人の反体制地下組織。目的はマーレと同じく『始祖の巨人化』を奪還し、エルディアの自由を取り戻すこと。
同胞の証として、胸に十字の傷を刻んでいる。
主なメンバーはフクロウを含む、グリシャ・イェーガー、ダイナ・フリッツ、おさげイーター。(pixiv内にて記事がある者のみ記載)
だか、リーダー的存在であったグリシャの息子、まだ7歳であった彼によって組織は密告され、全員パラディ島送りとなる。