ここでは1.について説明する。
おこげの概要
おこげとは、料理、とくに炊いたご飯の焦げた部分のことである。漢字で「お焦げ」とも書く。
焦がしすぎはただ苦いだけだが、程よい焦げ具合は食欲をそそる。
ご飯のおこげは昨今の炊飯器ではめったに見られないが、直火を用いて鍋や釜でご飯を炊くと鍋と米の接した部分が過熱により炭化し、おこげとなる。
年配の人を中心にこのおこげの香ばしい風味やパリパリした歯ごたえを好む人も見られる。また、おこげ風味の煎餅も市販されている。
中華料理ではおこげ(ないし揚げたご飯)に餡を掛けた料理が存在し、鍋巴(グオパー、あるいは「中華おこげ」)という。おこげに熱々の餡を掛けるときの「ジュ~」という音が食欲をそそることで有名である。
ご飯のほかにも各種料理で程よく焦げた部分を「おこげ」と呼ぶ場合がある。