概要
CV:山村響
リゲル帝国の貴族令嬢で皇帝の甥ベルクトの婚約者。
物腰が柔らかく、楚々とした性格の人物。
彼女は軍人ではないため、ベルクトとともに戦場に向かうことこそはしないが、彼の身を誰よりも案じている。また、ベルクトからも大切に想われ、心を許している。
ストーリー終盤
皇帝ルドルフ敗死後、ベルクトを探しにドーマ神殿に足を運んだ彼女は、そこで呆然自失となったベルクトを発見する。
アルムが彼の実子であることを知り、絶望し、自暴自棄になり、死を望むベルクトを慰めようと彼女は、「皇妃になんてなれなくてよかったんです。私はベルクトさまのおそばにいられれば、それでじゅうぶんなんです」と胸に抱いていた想いを告白し、彼を思いとどめさせようとした。
しかし、ドーマに魅入られ、すでに正気を失っていたベルクトに彼女の想いは通じず、それどころか、「何も知らない俺を皇帝になれるはずもないと憐れんで笑っていたのか??!!」と曲解され、他ならないベルクトの手によって、力の対価としてドーマへの生贄に奉げられ、魔女にされてしまう。
それから間もなく、ベルクトの身を案じて駆け付けたフェルナンへ襲いかかった。
(前後の描写から、彼へ致命傷を負わせたと思われる)
その後は、最後の戦いに臨むベルクトのそばに立ち、アルムたちを迎え撃つ。
生前の水色基調の装いとは真逆の真紅に燃え盛る裸身に、魂の抜け殻と化した故の虚ろな表情は
彼女の非業の運命と共に強烈な印象を残すだろう。
戦いの後、自暴自棄な態度を崩さないベルクトの前に魂だけの状態で現れ、自分が愛していたのはリゲルの皇帝となるベルクトでなく、ベルクトという一人の男であると伝え、焦燥から力に溺れていった彼を正気に戻す。
その後は、ベルクトと同じ場所へと旅立っていった。
記憶の欠片
彼女たちと戦った後、祭壇の前で拾える記憶の欠片では、彼女とベルクトの馴れ初めを知る事ができる。
舞踏会の席で、一人広間を離れていたリネアを訝しんだベルクトが声をかけたのがきっかけ。
顔を合わせた瞬間一目惚れしてしまった(台詞に、息を呑むような一拍がある)ベルクトは彼女が踊ろうとしない理由を訪ねた。「家柄が低いから気後れしてしまい、広間を離れていた。しかし踊るのは好きで、屋敷の裏で小鳥のいる花畑で一人で踊ったりする」と語るリネアに、
「踊るのが嫌でないなら、俺の相手をせよ」とベルクトが誘った。あまりの身分の差に恐縮するリネアに、「広間が嫌ならここで構わん。花畑も小鳥もないが我慢してくれ」と、もはやなりふり構わぬと言わんばかりにアプローチするベルクト。その様子にリネアは笑い、誘いを受け入れた。
この経緯を知ると、ソフィア城での二人の初登場シーンの見え方が変わってくる。
二人だけで、ダンスホールでもない場所で踊ることが、彼らだけに意味のある約束事だったのだ。
これらの事がわかるのは彼ら二人の全てが終わった後。何とも身につまされる演出である。
ユニット性能
兵種は魔女。
防御が若干薄いこと、幸運が0であることをのぞけば、ステータスは高い水準でバランスよくまとまっている。
心優しい彼女の性格を反映してか、攻撃魔法はエンジェルただ1つ。
しかし、補助魔法は、魔女を召喚するメサイア、広範囲回復魔法のリザーブ、敵を自分の近くに引き寄せるドロー、と3つも、補助スキルは4つもある。
(もっとも、祈りに関しては肝心の幸運が0のため、意味がない)
特にドローは、周囲の敵と戦う中でうっかりリネアの射程距離に入ってしまうと、ベルクトの攻撃範囲へと引っ張られてしまい、彼の高い攻撃力にさらされてしまう。
彼女たちの配下として現れる魔人をエンジェルで撃破した聖女や神官に、こうした場合が当てはまるため、彼女の攻撃範囲はしっかりと確認しておくこと。
また、ベルクトと相互に支援効果もあり、攻撃が当たりづらい事にも留意しておくこと。