概要
リゲル皇帝ルドルフの甥とその婚約者である。
リネアはベルクトのことを心から愛しており、ベルクトもリネアに心を許している。
しかし物語終盤ベルクトは邪神ドーマの声に耳を傾けてしまい……。
追憶は踊る
ベルクトたちと戦った後、祭壇の前で拾える記憶の欠片『追憶は踊る』では、ベルクトとリネアの馴れ初めを知る事ができる。
舞踏会の席で、一人広間を離れていたリネアを訝しんだベルクトが声をかけたのがきっかけ。
顔を合わせた瞬間一目惚れしてしまった(台詞に、息を呑むような一拍がある)ベルクトは彼女が踊ろうとしない理由を訪ねた。「家柄が低いから気後れしてしまい、広間を離れていた。しかし踊るのは好きで、屋敷の裏で小鳥のいる花畑で一人で踊ったりする」と語るリネアに、「踊るのが嫌でないなら、俺の相手をせよ」とベルクトが誘った。あまりの身分の差に恐縮するリネアに、「俺はお前と踊りたい。広間が嫌ならここで構わん。花畑も小鳥もないが我慢してくれ」と、もはやなりふり構わぬと言わんばかりにアプローチするベルクト。その様子にリネアは笑い、誘いを受け入れた。
この経緯を知ると、ソフィア城での二人の初登場シーンの見え方が変わってくる。
二人だけで、ダンスホールでもない場所で踊ることが、彼らだけに意味のある約束事だったのだ。
これらの事がわかるのは彼ら二人の全てが終わった後。何とも身につまされる演出である。