概要
CV:野島健児
リメイク版の新キャラクター。ソフィア王国の青年貴族。クレーベ・クレア兄妹とは幼馴染で、特にクレーベを兄のように慕い、彼を追って貴族のみで構成されたソフィア騎士団に入団した。しかし、飢饉で飢えた領民に屋敷を襲われ、父と姉、更に継母や可愛がっていた腹違いの幼い弟妹まで失うという惨事を経て、平民に激しい憎悪を向けるようになる。
宰相ドゼーのクーデターにより騎士団が解体された後はソフィア解放軍の一員となる。ところが、身分にこだわらず実力のある者を重用するクレーベの方針とは反りが合わず、彼が平民上がりのマイセン伯爵の孫であるアルムに解放軍のリーダーの座を譲ったことで確執は決定的なものとなり、解放軍を出奔。すぐにドゼー軍に捕らわれるも、殺すのは惜しいとリゲル皇帝の甥ベルクトに引き合わされる。自分と同じく身分を重んじる彼にたちまち心酔し、かつての仲間たちの前に立ちはだかる。
クレーベ曰く年上の女性に弱く、彼と恋仲になったマチルダに想いを寄せていた節があるが、ドゼー軍に捕らわれ処刑間近の彼女と再会した際、わずかに後ろ髪を引かれつつもそのまま背を向けている。
第5章にてベルクトによって魔女と化したリネアに致命傷を負わされクレーベたちに遭遇。家族を失った怒りを平民に向けてしまった自分の愚かさを謝罪し息絶えた。
DLC「解放軍の前日譚」の「ソフィアの港の戦い」と「ソフィア城防衛戦」では自軍ユニットとして操作できる。クラスはソシアルナイト。
ソフィアの港の戦いでは、家族を失う前の彼とクレーベの関係が窺える。
クレーベ、フェルナンの両家は家族ぐるみで交流があり、クレアのことも妹分のように(むしろ子ども扱いしているきらいがあるが)親しんでいるようだ。
一方、公の場においては騎士、貴族の誇りを重んじる騎士らしい騎士であり、そうしたプライドの欠片もない振る舞いのスレイダーを度々罵ってはクレーベに窘められている。尤も、これはスレイダーが救いようのないクズなのが事実であり、それを「言いすぎだ」などと窘めるクレーベの人が良すぎるのだが…。
厳格、シビアなフェルナンとお人好しで穏やかなクレーベ、という対比になっている。
前日譚DLCではクレーベと支援があり、さらにはクレーベに能力は準ずるものの、唯一、魔防が彼より高いという強みがある。フェルナンに魔道士の処理を任せるようにすると攻略が捗る。
彼には一つ、大きなネタ要素がある。本編では上述の通り、敵としての登場がメインなのだが、敵としての初登場時の所持品がなぜか「パン」。多少首を傾げながらさらに進むと再登場するのだが、今度は「はちみつ」を持って登場する。
…通常、名前のある敵と言えば「鋼の槍」等持っていて危険度が高まっているのが常だが、このはちみつとパンはまったく能力に影響しない。そして、特に所持している必然性も感じられない。
この事からプレイヤー間で「彼のおやつなのでは」「食いしん坊なのかな」と言った憶測が広まり、ついには「はちみつパン」が彼のあだ名になってしまった。
ヒーローズ
裏切りの騎士 フェルナン
「フェルナンだ。
お前が主にふさわしい器か
見定めてもらうぞ。」
属性 | 青 |
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兵種 | 槍/騎馬 |
武器 | 瞬撃の槍+ |
奥義 | 烈雷 |
B | 剣殺し3 |
C | 攻撃守備の威嚇2 |
2021年6月9日より大英雄戦でやっと登場。これで原作では叶わなかったアルムとの共闘が可能になった。ステータスは高いHPと攻撃でそこそこある守備だが速さと魔防はやや低め。
瞬撃の槍はミレディ以来の登場だが召喚以外では初登場になる。低い速さは瞬撃の槍で補う事が出来る。
ただしめぼしいスキルがないので継承は必須になる。
余談
野島健児氏はファイアーエムブレムシリーズ初出演。後に実兄の裕史氏がヒーローズでヨシュア役として出演するため、内田姉弟に続く2例目となる実のきょうだい同士がファイアーエムブレムシリーズに出演したことになる。ただし、兄弟揃ってのヒーローズ共演は4年近く待たされた。
関連タグ
ユリウス(現実主義勇者の王国再建記)……同一CVの貴族繋がり。主人公と対立(こちらは父の敵)するのも共通だが、こちらは生きて和解。