1.劇場版機動戦士ガンダム00A wakening of the Trailblazerに登場するMS。本稿で解説する。
2.もしかして→バトルスピリッツ・ブレイヴ
ブレイヴは、劇場版機動戦士ガンダム00A wakening of the Trailblazerに登場するMSである。
機体データ
ブレイヴ指揮官用試験機 | |
機体番号 | GNX-Y903VW |
頭頂高 | 20.2m |
総重量 | 65.2t |
所属 | 地球連邦平和維持軍 |
パイロット | グラハム・エーカー |
ブレイヴ一般用試験機 | |
機体番号 | GNX-Y903VS |
頭頂高 | 20.2m |
総重量 | 61.5t |
所属 | 地球連邦平和維持軍 |
パイロット | ソルブレイヴス兵士 |
概要
マスラオを原型に旧ユニオン・旧AEUの技術陣が共同開発した、地球連邦軍の次期主力機候補の1機。
機体名の「ブレイヴ(Brave)」は、「マスラオ(益荒男=勇敢な者)」を似た意味を持つ英語に置き換えた呼称であり、900ナンバー機に与えられた初の正式名称である。
CBの技術を土台とするジンクス系に比べ、こちらは多分に独自色の強い技術が投入されている。西暦2314年時では性能評価の段階にあり、本機専門の試験運用部隊「ソルブレイヴス」隊に指揮官機1機を含む6機が配備されている。
最大の特徴はフラッグ以来の変形機構の復活であり、格闘戦に特化していた原型機から、再び汎用機としての設計に差し戻された。変形方式もフラッグを踏襲しているが、剥き出しだった両腕が両脚の間に格納されるなど進化した面も見られる。また、戦闘機動中の変形を容易とするため、専用の新型OS「LEIF」を採用している。
両腰には原型機の名残であるサイドバインダーを持ち、大気圏内では内部に格納された主翼を展開する。原型機は左右のバインダーに各1基ずつ、計2基の擬似太陽炉を搭載していたが、一般機は背部に搭載された1基のみとなっており、サイドバインダーには代わりにGNコンデンサーを搭載している。長距離移動の際は、飛行形態の後部に増槽型コンデンサーを接続する。
デザインは福地仁。
指揮官機概要
指揮官用の上位機種。一般機よりも更に高い操縦技量を必要とするため、実質的にソルブレイヴス隊隊長であるグラハム・エーカーの専用機となっている。緑色の一般機と異なる青い機体カラーが特徴。
原型機と同様、左右のサイドバインダーに擬似太陽炉を計2基内蔵し、背部にGNコンデンサーを設置している。頭部には一般機と異なる左右対称の大型アンテナと、オリジナルのユニオンフラッグに似た形状のセンサー素子を持つ。過去のグラハム搭乗機と同じく、武装の配置は通常と逆の左利き仕様となっている。
デザインは一般機同様福地仁。
武装
ドレイクハウリング
オーバーフラッグの「トライデントストライカー」をビーム兵器として発展させた装備で、同じく飛行形態時の機首を兼ねる。通常射撃モードから、銃身を横に2分割した最大出力モードに変形する。 更に銃身自体を取り外すことで、より連射性能を高めたショートバレルモードとして使用することも可能。
GNキャノン
左右のサイドバインダーに各1門ずつを内蔵する。最大出力モードでは連射の利かないドレイクハウリングのチャージ時間を稼ぐべく装備された。
トライパニッシャー
スサノオから継承された装備。本機の場合は、胸部に接続されたドレイクハウリングと左右のGNキャノンを連動発射する方式を採用している。
GNビームサーベル
粒子を収束し、純粋なビームの刃を形成する兵器。
左右のサイドバインダーに各1基ずつを格納する。マスラオのサーベルと異なり、一般的な直剣型の刀身を形成する。
相手がELSだったことなのか、使用頻度が少ない。
GNビームマシンガン
左右の前腕に内蔵された小型砲。他の機体が装備するGNバルカンと同様、ミサイルなどの迎撃に使用される。
チャクラムグレネード
両脚に内蔵された特殊武装。直接的な打撃を与える物ではなく、粒子撹乱により敵のセンサーを無効化するための電子戦装備。
GNミサイル
両脚内部に装備されているミサイル。
30mm機関砲
胸部の左右に内蔵された固定火器で、本機唯一のNGN(非GN粒子)武装。
GNディフェンスロッド
サイドバインダーの主翼を回転させることで、通常のロッドと同等の機能を発揮する。