曖昧さ回避
ロシアのボルトアクション式狙撃銃
Снайперская винтовка модель 1998(Snaiperskaya Vintovka Model 1998)。
ソ連軍・ロシア軍の装備したオートマチック狙撃銃「SVD」は中距離支援目的で設計されたため、遠距離狙撃には向いていなかった。
2008年の南オセチア紛争の山岳戦では、山の上から射撃してくる敵を排除するため遠距離狙撃が必要になり、モシン・ナガンのような骨董品を持ち出す事態となった。
これを機に軍上層部は長射程で命中精度の高い狙撃銃を自国の銃器メーカーに求め、「SV-98」が開発された。
ボルトアクション方式で、弾薬には7.62×54mmロシアン弾を使用し、新設計の照準器が採用されている。有効射程は1,000mに及び、命中精度も向上した。
ロシア内務省やロシア連邦保安庁で愛用されているが、軍への配備は第4軍事基地(南オセチア)、第7軍事基地(アブハジア)の狙撃兵のみにとどまっている。
バリエーション
- SV-99:.22LR弾モデル
- SV338M:.338 Lapua Magnumモデル近代化改修型
- Record-338:SV338Mの民間型