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金剛改型宇宙戦艦の編集履歴

2017-07-24 14:42:42 バージョン

金剛改型宇宙戦艦

こんごうかいがたうちゅうせんかん

『宇宙戦艦ヤマト2202』に登場する、金剛型宇宙戦艦の改良型(メイン画像:上と中央)。波動エンジン搭載型で、ワープ航行も可能。地球艦隊の中核としてガトランティス相手に戦い続けている。

概要

 『宇宙戦艦ヤマト2202』に登場する金剛型宇宙戦艦の改良型の戦闘艦艇。ガミラスとの戦争後に、金剛型宇宙戦艦に波動コアを搭載し、なおかつ各砲塔を陽電子衝撃砲に換装した事によって、従来の金剛型よりも遥かに性能を向上させていると思われる。性能が向上されたためか、当艦並びに同じく改良型の村雨改型宇宙巡洋艦磯風改型突撃宇宙駆逐艦らと共に、新生地球連邦防衛軍航宙艦隊を構成してガミラス艦隊と共に前線で戦い続けている。

 予告映像で多数のガミラス艦隊と隊列を組み、ガトランティス艦隊を相手に奮闘する様子が描かれている。その中で『シュガーローフ』が爆沈する様子や、他の金剛改型も激しい撃ち合いの末に轟沈している様子が公開されていることから、かなりの激闘である事が予想される。

 なお古代進南部康雄相原義一らと共に『ゆうなぎ』に乗艦しており、古代自身は艦長として乗艦している。

 外見に関して、カラーリングを除き旧金剛型宇宙戦艦(の最終改装時)から細部のディティールを含め換装された武装や推進器回りの形状など全く変化はないが、これはメタ的にモデリングの手間を省くためという面が大きいと思われ、実際には高圧増幅光線砲用の砲塔内に収まる衝撃砲システムを作るより砲塔の方を衝撃砲に合わせる方が簡単で内部の砲システムにも制約を受けないはずである。また機関も換装によって強化されているようだが、こちらもわざわざ在来型核融合機関と全く同寸法の機関を制作したことになるが、宇宙艦艇にとって搭載機関の変更によって単位質量当たりの推力を向上させるとなると構造材の強化を含め全面的な艦体強度の向上が必要になる為(それを怠れば自壊する羽目になる。)乾重量が跳ね上がり全体の重心バランスにも支障を生じるなど艦体素材に新素材を使っているとしても容易ではないのである。

そしてここまでするとなると一から設計し直すのと変わらない手間がかかっていそうなものである。


カラーリング

 カラーリングなども、キリシマ等旧世代艦艇の迷彩とは全く違う、メイン画像の様なバリエーションのある塗装がされているのも特徴の一つであり(旧金剛型にもカラーバリエーションがあった可能性はあるが、劇中既にキリシマ以外は戦没し姿は不明である。)、旗艦と通常艦の2パターンがある。部隊旗艦は濃い青色(旧作のパトロール艦「ゆうなぎ」の塗装に酷似)で塗装され、通常艦は旧作の地球艦隊のような薄いグレーで塗装されている。


クラスについて

 なお当艦艇は駆逐艦扱いとして公式HPにて紹介されているが(艦の命名基準も駆逐艦、巡洋艦規模のものである)、実際には戦艦扱いということであるため、いずれ修正されると思われる。


ワープについて

 映像では『ゆうなぎ』を始めとして、村雨改型である『ディファイアント』『サラトガ』らもヤマトと同じ様にワープしているため、イスカンダル型をコピーした地球製の波動コアを使用しているとされる。


スペック

  • 全長:202m
  • 主機:波動機関×1基
  • 兵装

・46㎝艦首陽電子衝撃砲×1門

・36㎝三連装陽電子衝撃砲塔×4基(うち1基は艦橋砲塔)

・ミサイル発射管(VLS)×16門(上甲板8門、艦底部8門)

・艦首魚雷発射管×8基

・対宙機銃×多数

  • 搭載機、不明
  • 同型艦

ゆうなぎ』(古代進が乗艦)

『しまかぜ』

『タイコンデロガ』

『シュガーローフ』

『ハバードトン』

『ファリス』

 旧型の金剛型と比べて戦闘能力・航行能力は雲泥の差である。攻撃性能は、主砲がショックカノンにすべて換装されている上に魚雷もヤマトに搭載されたものと同じ新型を搭載している。これによってガトランティス艦艇相手に、対等に戦えるほどの打撃力を有している。特に新型魚雷は凄まじいもので、メダルーサ級殲滅型重戦艦を4発で轟沈せしめている(一カ所に集中射撃した成果でもあると考えられる)。

 防御性能は波動機関を搭載したことで波動防壁を展開可能とされているが、現時点でそれが効果を成しているとは言い難いもので、簡単に爆沈する様子も描かれており、とにかく頑丈だった旧世代の金剛型宇宙戦艦よりも防御面に関してだけはむしろ劣っているような描写ともとれる。(ヤマトの波動防壁にしても20分ほどの使用限界があることから、当該のシーンでそもそも展開されていなかった可能性はある。)

因みに第1話の冒頭で、『ゆうなぎ』がメダルーサ級の攻撃を受けた際にガトランティス軍特有の緑色のビームが一瞬赤く変色している場面があるが、よく見るとメダルーサ級の五連装大口径徹甲砲塔が発射したビームのみ赤く変色しているため、波動防壁の影響で変色した訳ではない模様。

 航行性能は波動機関の搭載により、旧型と比べて事細かい機動性と加速性を手にしている。その機動性は戦艦でありながらも駆逐艦に匹敵し、古代の指揮する『ゆうなぎ』はそれを存分に発揮している。


シナリオ版にて

 第1話シナリオ集において、地球艦隊の旗艦は『タイコンデロガ』となっている。また完成映像では地球艦隊は後衛に有って、ガミラスの撃ち漏らしたガトランティス艦の各個撃破を命じられていたが、シナリオ集ではその真逆であり、地球艦隊が前衛を務めて突撃しガミラスが後衛にある。

 シナリオ集の時点ではメダルーサ級もおらず、艦艇数も互いに20隻余りの設定で書かれた事から、地球艦隊が先鋒を務めていたもよう。それが、映像化においてメダルーサ級の再登場となっており、それに対抗しうる手段をガミラスが用いて、地球艦隊が後衛に回ったと思われる。


関連タグ

宇宙戦艦ヤマト2202 宇宙戦艦 古代進 金剛型宇宙戦艦

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